『遺影写真撮影します』という作品があった。
違う場所の違う作品では、棺のなかに横たわってみる経験をするイベントもあるようだ。
モデルのおじいさんの表情が、穏やかな笑みを含んでとてもいい。
本人の望む遺影、家族が望む遺影、一般的に良い遺影、奇抜な遺影、斬新な遺影等々いろんな遺影があるのかも知れない、なんて思わせる。
写真家が本人と創り出す遺影という、ある種のコラボレーションなのか。
カメラに向かって『おーいぇい!』などとピース・サインをだす人もいるだろうか?
来し方も行く末も茶化したいヒトだっているだろう・・私はたぶんそういうタイプ。
芸術を通して自分の死後を考えることも、アリ・・か。