当地も氷点下となり、野鳥の水飲み場として置いた石の器に氷が張り、立葵の若葉には霜の縁取りができた。
外部周りの雪害対策冬支度はできたので、外に出ることもないのだけれど、晴れているからには何かをやろうと体がうずく。
動けば寒くないので、勢いで石段着工となった。
石組み階段ではなく、一段一段を一個の石でまかなおうという単純な石段なので石選びが一番大事。
直方体に加工された各種サイズの石も倉を解体した時のものが野積みされて在るのだが、それでは面白みがないので自然な形をさがす。
自然だけれど不自然に平たく細長い石はそうそう在るものではない。
壊れた石垣の辺りや、草が枯れて見えてきた半埋まりの石を物色するが丁度良いのはなくて、ついにブレーカーと石頭ハンマーを持ち出す。
俄石工となり、形を整えたりもして、ようやく5段の設置ができた。
あと3段か4段欲しいところなので、また敷地内をひたすら徘徊して探すことになる。
うろうろ歩き回るだけの姿を周りの人に観察されたら、『また何をやってるんだか変わりモンが』と思われるのは必至だ。