内視鏡予約は1ヶ月前からの予定だったので、直前に、ぎっくり腰になったから行けなくなったなどと断ることはできにくい。
そのように思うので、やってしまった時には、困ったなと焦りつつ、どうしても治そうと考えた。
スポーツ用のメントールスプレーも塗りのバンテリンも田舎に持っていき置いてきてしまっていた。
それで、痛いのをこらえながら車に乗り込み(乗り降り時に腰を屈めるのが辛い)、ドラッグストアの20%割引券を使って、高い絆創膏を買った。
値段に幅があり、いつもなら下から2番目程度の安いのを買うのに、今回は1枚当たり100円ほどするヤツを奮発した。
その成果があったか、検査当日は『少し腰を痛めてまして』と言い訳しつつも、診察台の上り下りは息を止めて気合でそろりと決めた。
すべてが終わって、結果良好と言ってもらったところで、『腰の湿布をいただけますか』と言ってみた。
軽〜く『処方箋出しましょう』と言ってもらい、ドラッグストアで買ったものの倍サイズを10分の1以下の値段でゲット。
先月に後期高齢者の1割負担となったからでもあるけれど、サイズも考えれば20分の1足らずの金額で、たぶん同じような性能のはず。
大判サイズの絆創膏はさすがに効いて、もう散歩も支障なく行えて、寝返りも痛くないので、ほぼ全快となった。
こうなると、なにはともあれちょっとした不具合もお医者さんに相談して甘えるべしということになりそうだ。
昔の小噺に、病院の待合室が年寄りのサロンのようになり、顔見知りの1人が居ないのに気づいた人が言ったそうな。
『あの人、病気になったんじゃろか』って。
コロナで待合室の様子も変わってしまったようだ。
小さな医院内でも皆がマスクをして、バラバラに離れた状態を保ち、黙りこくっている。