鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

水路に帽子

2021年05月31日 17時15分15秒 | アングル


農業用水路に沿った畔(あぜ)を歩いていて、帽子が水没寸前の様子で浮いているのが目に止まってギョッとした。
作業用手袋なんぞだったら、そうは驚かないだろうけれど、帽子となると被っていた人間の安否が気がかりになる。
よそ者は入らないところだし、谷筋の水源まで1kmもないし、だれかが水路に落ちたということも聞かない。
急に強い風が吹いて帽子を飛ばされ、飛んでいく帽子の行方を目で追う間もなかったのかもしれない。
この水路は、わたしが子どもの頃は護岸もなく、水棲生物は豊富で、サワガニ獲りを楽しむ小川だった。
ところが平成の大圃場整備で風情ある小川はU字溝になり、全くの水路でしかなくなった。
ところどころに淀み場所を作ってはあるが、あとは均一の水深で急流のようになっている。
帽子は淀みに浮かんでいたのだが、雨が降れば間違いなくゴミ受けの柵(しがらみ)の場所まで一気に流される。
先日、わたしは柵にタヌキの死骸が引っかかっているのを見つけた。
U字溝に落ちたら最後、ジャンプ力のないタヌキは上がることもできずに力尽きたのだろう。
それもあって、帽子を見たら、事故や事件をあれこれ想像してしまった。
落ちた帽子を拾うにしたって降雨時で水量があったら、人でも危ないのだから、本当に情けない水路だ。
ちなみにタヌキの死骸は、ゴミを取り除くためにおいてある熊手で引っ掛け、下流に流した。
帽子は拾い上げる棒も杖もなかったので、撮るだけにした。
持ち主が下流の柵から遡って探す可能性もあるから、そのままが良いはずと、後付けで考えた。


追記;タヌキの死骸はしがらみに引っかかっているのが見つかる都度、この辺りでは誰もが下流に流すだろうと思われる。
それで行き着いた信濃川を流れていく途中で水棲生物に食われ、やがて河原に打ち上げられて、また自然による解体処理がなされるはず。
後付けで考えたこととは言え、タヌキの死骸をわざわざ土中に埋めるようなことは誰もせず、市役所に処分をお願いする人もいないはず。
このことは、この辺りに生まれ育った者として普通に動き、悩むことも考えることもなかった。
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倍返し

2021年05月30日 17時48分48秒 | グルメ




同級生で蜜蜂仲間というのが二人居るのだけれど、そのうちの一人が一昨日、奥さんを連れてやってきた。
穏やかな性格の友人におとなしい伴侶というわけで仲睦まじさが自然に現れているのであった。
蜜蜂誘引待ち箱の修理を私が引き受けていて、それが出来たので引き取りに来たのだが、ついでに生えている筍と蕗を持ち帰ってもらった。
そうしたら昨日、お礼だと言って持ってきてくれたのが最初の画像。
倍返し3倍返しの御馳走で恐縮しつつありがたいばかり。
夫唱婦随良妻賢母型の料理上手と暮らしているんだから、どう観たって申し分ない前期高齢者カップル。
うちの田舎の奥さん方は、どこのうちでも作っている自家用野菜と山で採ってくる山菜の両方ともに上手に料理できるのが普通。
わが亡き母の場合、生まれ育ちはどちらかといえばシティガールのモダンガールだった。
それでも田舎に嫁いで苦労はあっただろうけれど、最終的には周りの女衆の中に君臨するような案配で、料理上手でもあったとかなんとか眉唾か。
わが配偶者もシティーガールなのだが、友人の伴侶と違い田舎暮らしは想定外のこととて決して服(まつろ)わぬ性(さが)なので、私は田舎で自由気ままな独り暮らし。
それはそれで良いとして、皆さんが決して料理上手をひけらかすわけではないけれど、こちらの不如意(ふにょい)を慮(おもんぱか)って色々とご馳走を恵んでくれる。
2枚目の画像は、農事の師に夕飯を呼ばれて、帰りに朝飯用にと持たされたおかず。
田舎料理が初めから口に合う嗜好なので、出来合いのおかずをスーパーで買ってもあまり美味しいと感じない。
比較をするような失礼なことはしないけれど、何をいただいても、こちらのどこの奥さん方の料理も美味しくて堪らない。
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姫鍬と姥百合(ウバユリ)

2021年05月29日 16時27分16秒 | アングル








農事初心者の頃は、鍬なんて一番安いのでいい、ほとんど初めてなんだから慣れるはずだし使いこなせると思っていた。
ところがやっているうちに、良い道具は成る程効率的にやれたり疲れにくかったりすることが解ってきた。
弘法にだって良い筆を使わせたいし、相性が良くなければ人馬一体とはならないだろうし、と大奮発して8800円の姫鍬なるものを購入した。
ハートの切り抜きがオシャレだったからではなく、農事の師もこの商標の鍬を使っていたから。
柄の長さによる値段の違いはなかったので一番長い4尺というのを買った。
筆下ろしと同様、鍬下ろしと言うのだろうか、ジャガイモの土寄せに初使用すると、やはり良いものは良くて、全能感まではいかないけれどとにかく気持ちが良い。
大たらいの中に集めてあるのは、所構わず生えてきて、花は綺麗とは言い難く、茎葉の存在感が大きい姥百合。
百合とついているし、球根は食用になるらしいのだが、立派な茎のでさえ茎よりわずかに大きい程度の球根にしかならない。
食べて美味しいかどうかは、うちの周りの誰も食べたことがなさそうで、『こいつは困った奴なんだ』と嫌っているばかり。
姥百合なんて誰が名付けたものやら、秋になったら私が食べて見て、美味しいと触れ回ろうじゃないか。
非常食として適当な場所に集めておこうと、あちこちに生えているのを引っこ抜いたら50本余り。
偶然3日ほど前に友人のところで、1箇所に植えられているのを見せてもらった。
彼もただ刈り払ってしまうのは惜しいと思うようで、嫌われるまま捨て置かれるのを見過ごせないヒトのようだ。
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頭角を現すべき所違い

2021年05月28日 15時45分15秒 | 身の周りの植物








筍(たけのこ)を専門に出荷する竹林所有者なら、どの辺りに地下茎が伸びてどこに筍が出るか分かるのだろうし、地下茎の誘導さえしているのだろう。
いつの頃からか竹藪があり、現状維持以上の筍は自家消費と遣い物にしてきた程度なので、管理というようなことは想定していない。
今年はたくさんの竹が雪折れしたからか、不作年だからか、あまり太いのは出てこない。
そうして竹藪からかなり離れた場所に、細めのやつが出てくるから困ったものだ。
石を積んである場所から出たり、畑の横に出たり、通路の真ん中に出たり、ホダ木を組んだ場所から窮屈そうに出てきたりする。
杉の周りに真っ直ぐ生え伸びるか、雪が載ってもしなう時に木の枝に引っかかる場所だったり、人為的に頭部分を折るかしないとうちの竹は生き延びられない。
食用にもなりにくいのは淘汰すべきなのだが、蹴飛ばして折るというのもなんだか気が引けてしまう。
ここ2年ほど試しているけれどうまくいっていない竹水を摂ってみようかと考える。
3mくらいに伸びた筍の先端を切って、ナイロン袋を被せて縛っておくと竹水が溜まるらしい。
それでコーヒーを淹れると美味しいらしい。
竹水をそのまま飲むこともできるとかなんとか。
竹の濾し上げた水、竹水をうまく採れたとして、誰かに飲まそうとしても『またまた変わったことをこのヒトは』と思われるだけなのだが。
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独り立食フルコース

2021年05月27日 12時42分21秒 | 食べ方


近頃は台所で調理をしながら立ったまま食べる。
以前、NHKの「仕事の流儀」という番組だったと思うのだが、料理の名人と言われるような人が、自分の店の『まかない』を従業員とともに立って食べているのを観た。
なるほどさすがだなというさりげなく説得力のある流儀の一つだと感心した。
それ以来そのように真似たわけではないけれど、ここ何回かやってみると、合理的な面がいくつもある。
味見しながら一番良い状態の温かい料理を食べられる。
食べ終わった皿をちょっとゆすぐだけで次のに回せる。
小林聡美がまだ結婚生活をしているときに書いたエッセイで、料理をオーケストラの演奏に例えたのがあった。
夫の帰宅に合わせて総ての料理を手際よく最高のタイミングに仕上げるのは、まさにオーケストラの指揮そのものだというような、自画自賛でありながら嫌味のない面白い文章だった。
自分一人のためなら、そんな完璧さを求めずに作っちゃ食べ、作っちゃ食べでいい。
本日の朝食は、永谷園のお茶漬け、大根おろし、納豆、ニンニクの味噌漬け1欠け、梅干し1個、ミツバのオリーブオイル炒め、ナメコの味噌汁、ゆで卵、以上を独り立食フルコースと見立てて食べ、洗い、完璧完了。
失敗は、ミツバのオリーブオイル炒めで、油が多すぎ塩も多すぎだった。
口直しが必要になり、予定していなかったナメコの味噌汁を作る。
ナメコ汁をよそってもなかなか冷めないので、猫舌の私は冷めるまでに洗い物を済ますことができた。
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ウラシマソウ(浦島草)見つかる

2021年05月26日 13時07分31秒 | 身の周りの植物










この辺りにあったはずだけれどと見回したら、緑一色の雑草の中に埋もれていた。
草刈機で薙ぎ払うのを免れた年にだけ見られるので、前に見たのは一昨年だったかもっと前だったか。
今年の私は草刈機を使うより実際の農作業に忙しくて、残っていたのだ。
一本だけだったのに、今年は三本に増えている。
秋になったら掘り上げて、花壇としてのしかるべき場所にマムシグサ(蝮草)やムサシアブミ(武蔵鐙)と一緒に植えるべし。
わが家は『あれまこんなところにこんなものが』というのが一番ふさわしいのだが、ちょっと花壇にまとめるようなこともやってみたい。
後の3、4、5枚目の画像は、うちにあるマムシグサなのだが、紫ストライプと緑ストライプが見つかった。
茎は同じ毒々しい柄なのだが、葉っぱが少し違うから別種に別れたもののようだ。
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蔓延る紫色の花々

2021年05月25日 20時11分33秒 | 身の周りの植物










各種水仙の花が終わったので、黄色が消えて紫がはびこっている。
一番目立つのがツルニチニチソウで、これは日々草というくらいだから毎日咲くのか。
竹藪の中や大きい樹の周りとか、日陰日向所構わず蔓で伸びていき、陰気な色合いだけれど、したたかさが悪くない。
次にはびこっているのは2枚目のカキドオシで、これは薬草として前の奥さんが干して小遣い稼ぎをしているので、あまり刈り取らないで放置状態。
紫木蓮が最後の蕾を尖らせていた。
咲いて残っている分は開ききって落ちるばかりの様子。
次は星型のクレマチスの仲間だけれど、名前はわからない。
アケビの蔓と絡まり合って、でも立ち上がれなくて、仕方なく地上30センチくらいのところに咲いている。
次は門柱とか門松が立ってあるべき位置に、咲き始めたアヤメなのかカキツバタなのか。
湿った場所ではないからハナショウブではないと思うのだけれど、小ぶりながら同じ規模で残り続け、草刈機で刈り飛ばすという気にはなれず、この先もずっと保たれていく強い株。
こうして、勝手に生えて咲く花をみると、赤というのはほとんど見ない。
赤は人の手で大事にされて咲く花なのか。
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山菜としての大鳴子百合(おおなるこゆり)

2021年05月24日 19時54分54秒 | 食べ方




山のアスパラガスと言われているそうな。
草ぼうぼうの、ふだん無人の生家の敷地内に生えているのを数年前に見つけて、刈らずに保護してきた。
名前も知らなかったけれど、百合の一種であることは葉の形でわかるので雑草扱いはしない。
山百合は蜜がたくさんあるので、子どもの頃は山の中に咲いているのを見つけると花をもいで舐めたものだった。
花の時期ではない時には、百合の球根を遊び半分に掘りあげて持ち帰り、庭に埋めたりもした。
そうして庭に咲く百合の花に、いろいろな揚羽蝶が蜜を吸いにやってくるのを網で追いかけ回した。
百合根は美味しいと思わないけれど、珍重されていたし、この辺りの菓子屋が百合ようかんを名産として販売していた。
ただ、この鳴子百合の仲間は、名前通りに鳴子のような小さな花が鈴なりに地味にぶら下がるだけで花としての魅力に乏しい。
私は名前すら数年前に初めて知ったくらいで、滅多に見られないからか、こちらでも知る人は少ない。
今春になって初めて、山菜としての時期に居合わせたので茹でて食べてみると、ほんのり甘くて上品なのだ。
何人かに食べてもらったら、アスパラガスより甘くて美味しいと言う。
前のニイちゃんは、ちゃんと栽培して売り出すべきだなどとさえ褒める。
そうあっては、別格の扱いをしなくてはならない。
秋に黒い実が生るので採って蒔き、一定の範囲を特別区にして栽培すべしだ。
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アケビ(木通、通草)の花

2021年05月23日 08時23分23秒 | 身の周りの植物


漢方では木部を消炎性の利尿薬として利用するのだとか。
小の方のお通じに効くということで、この漢字になったか。
アケビの蔓で編んだ工芸品を新潟県から長野県に入ってすぐの野沢温泉で買ったことがある。
この辺りでは、春の山菜として新芽の柔らかい蔓を20センチばかり摘み、木の芽と呼び、おひたしにして独特の苦さを愉しむ。
秋の実は子どもが山に採りに行って食べるものだったけれど、最近の子は山になんて遊びに行かないから自然のまま生りっぱなしのはず。
ふつう家周りにアケビはあるものではないけれど、私の生家には昔からいつもなぜか雨樋に絡まっていた。
その蔓が冬囲い板をはめるのに障害となっていたので、力任せに外して切ったのが昨年の降雪前。
生えている根元までたぐって切るまではしなかったので、地べたを這って花まで咲かせている。
今までこの場所に花を咲かせているのを見た記憶はないので、低い位置に実がなるかも知れない。
いつものように画像で気づくことだけれど、植物とは思えない不気味さで、ヒトデやイソギンチャクの仲間に見える。
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ヤンマが出てきた

2021年05月22日 15時00分05秒 | 養蜂




何ヤンマなのか、小振りのヤンマが飛び始めた。
成長中のタケノコに止まったところを近づいても逃げなかった。
おそらく世間に出たばかりの初飛行直後と思われる。
オニヤンマがミツバチを狩るシーンは今まで何度も見ているので、こいつもたぶん蜂飼いにとっては敵だ。

昨日は、生まれて初めてゴボウを買い、同級生に教えてもらった通り、鯛の煮付けの残り汁で煮物をやった。
寝る前の夜中に冷蔵してある煮汁のことをふと思い出して、ジャガイモの皮を剥き、あとは適当にやっつけた。
火が通ったことだけを確認して味見もせず、朝食のおかずに食べてみたら、えらくしょっぱくて濃い。
糸こんにゃくも買うべきだったか、鶏胸肉もあったのだから入れたら良かったのになどと思う。
自分で作った乾燥シイタケを水に入れ、戻ったシイタケとその出汁を追加して再度煮てみた。
おいしいじゃないか・・・こうやって濃すぎるのも修正できると分かり、今回の初体験は終わりが良いので悪くない失敗。
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蝮草(まむしぐさ)など

2021年05月21日 16時21分41秒 | 身の周りの植物






蝮(まむし)の模様とはかなり違うけれど、鎌首をもたげた蝮の攻撃姿勢を思い起こさせ不気味ということで名付けられたはず。
別名は浦島草(うらしまそう)で、しなう釣竿状の細いヒゲが伸びる。
今はヒゲがないので蝮草がふさわしい状態だが、この後で伸びるのかどうか、私は昨年か一昨年そのヒゲを見た記憶がある。
雌雄異株ということなので散らばって生えているのを調べてみたら、蕊が細くて色の濃いのと白っぽくて太いのがある。
秋になって実のなる頃にどちらが雌か雄かがわかるはず。
特異な花なので邪険に扱わないし毎年同じ場所に生える多年草だけれど、雄株雌株は毎年雌雄が同じままの花を咲かせるのだろうか。
もう一種類、葉っぱの形状がかなり違っていて、形は似ていても花の色合いが緑みどりしていた優しい感じの花が見つかった。
これは武蔵鐙(むさしあぶみ)と、検索して分かったが、蝮草があるんだから青大将草にしたらよかっただろうにと思う。
二つとも天南星(てんなんしょう)属とされているけれど、テンナンショウという名の草はないそうだ。
どうなってんでしょう。

追加訂正:蝮草と浦島草は違うものだとのこと。ここで紹介している、1、2枚目は蝮草。雌雄異株は性転換することで有名だとか。浦島草も敷地内にあるはずなので、探してみたい。武蔵鐙は間違いない。
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初めての鯛の煮付け

2021年05月20日 13時58分22秒 | 食べ方




切り身2切れのレシピを見て、計量カップで水も酒も醤油も味醂も計り、砂糖も計量スプーンですくう。
一読で完全に分かったつもりでやっていても、途中で疑問も湧いてしばし立ち往生しそうになるが、まいっか・・で進める。
生姜ひとかけってどれくらいなのか、切り身2切れってどれくらいの容量なのか、醤油も薄口とか色々ござんすが・・。
鍋の大きさにもよって量も変えるべしか、普通の切り身2つはどれくらいなのか。
半身を出刃包丁で4分割したのだから、4切れに違いなかろうと水、酒、醤油、味醂はそれぞれ2倍にした。
鍋物用ホーロー鍋に入れたら切り身が水没しちゃったから、これは落し蓋をしなくてもいいんじゃないかなどと適当にやる。
身が白くなったら煮汁を掛けながら3分煮るという指示に従い、一応煮汁が減ったことで皮は出ていたから皮に掛け続ける。
火を止めてから30分ほどして、もう味も染みただろうと食べてみると、初めてにしては普通に悪くない。
頭の方は時間を置くからさらに煮汁が沁みて美味しくなるのかどうか、朝まで煮汁に付けっ放しで良いのかどうか思い惑う。
結果、煮付けの味は沁みてかなり濃くなったので汁からあげておくべきだったのかもしれない。
冷たいまま食べたけれど、少し温めたらよかったのだろうか、思い出してみると、煮付けというのはいつだってなま温かかった気がする。
朝から赤飯に頭付き鯛の煮付けは豪勢だが、ところで、この余った煮汁はどうしたらいいんだろうなどと思ったりもする。
レトルト赤飯も撮るからには茶碗によそって、それなりの装いにすると、ちょうど一膳の量だと分かった。
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タケノコがようやく出てきた

2021年05月19日 12時59分59秒 | 身の周りの植物






今年は竹がずいぶん雪折れしたので、それを挽回するためにタケノコはたくさん出るのではないかと予想した。
ところが「タケノコは出たか」と聞かれること数回、その度に出てこないと答えてきた。
お隣さんも出てこないと、これは近所の奥さんから間接的に聞いた。
竹は生り年とそうでない年があると慰めてくれる人までいるけれど、私は自分でアク抜きをして調理したりしないので困ってはいない。
確かに去年は生り年だった気がするが、これからにょきにょき出てきたら、遣い物として役立つので、せっせと掘り上げるつもり。
京都なんかのタケノコ農家が収穫するような、まだ先っぽも出てない状態を特殊鍬で掘り起こすようなことはしない。
タケノコのための竹藪整備もしていないから野暮ったいのだけれど、この辺りの人はそれが当たり前と思ってくれている。
気づいたら大きすぎるのがタケノコといヤツで、小さいと蹴飛ばしてしまったり、踏んで折ってしまったりもするがそれも仕方ない。
ところで、昨日は外出から帰ったら、玄関内に鯛が置いてあった。
鯛だけ置いてあったら前の釣り好きニイちゃんだけれど、トマトも一緒にあったからお隣さんに違いないと、電話する。
『釣りに行って来たんですてー』と言っていたが、もちろん軽い冗談で、『安かったから』とのこと。
塩を振って弱火で焼いてみたら、これは勿体無いことをしたかなという感じ。
昔の結婚式の持ち帰り折り詰めに入っている鯛の味を期待したが、そうはうまくはいかなくて、まぁまぁ程度の仕上がり。
骨の付いた残り半分は今晩、初めての煮付けにチャレンジだが、失敗は許されない。
レンチンの赤飯があるので組み合わせていただく予定だが、何かの前祝いとなって目出度いことが起きれば良し。
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シャガ(著莪)が日陰に咲き出した

2021年05月18日 14時31分41秒 | 身の周りの植物








アヤメ科の多年草だそうで、結実しないとあるから地下茎が匍匐しているに違いない。
ウチでは竹藪の中に雑草としてはびこっているのだけれど、引っ張るとゾロゾロと2茎も3茎も繋がっている。
草かんむりに者と我とは、意味深な物語もありそうだけれど、調べても行き着かない感じがするので思っただけにとどめる。
花はよくよく見れば3個組で咲くのだと、いつものように撮って初めて気づくのだが、アヤメの仲間では異端の野生児風に見える。
3枚目の画像の大量のネギ苗は蜂仲間の同級生が『要らないか』と置いていったもの。
これを一本一本に分けて根の付いているのを植えたら分蘖(ぶんけつ)すると言うのだが、田舎の人間は量の加減が分からなくて困る。
おそらく私もかなり持て余すのではないかという気がする。
4枚目の画像は、本日午前中、雨が降りそうで降らないから、溝を掘って植えたら3列延べ20mほどになった。
1本1本にほぐす時に根が無い分は除き、それでもこれだけの量になったのだから、うまく育ったりしたらどうする、という話だ。
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メギス5尾 赤札 211円

2021年05月17日 11時17分11秒 | 食べ方




野山や畑にできるものばかり食べていると、動物性タンパク質が無性に欲しくなり、魚の焦げた匂いが恋しくなる。
というわけで海産物ブースを物色すると、目に入ったのがメギス5尾の値札に重ねて貼られた赤札の投げ売りシール。
1尾40円ちょっとという安さに惹かれて買い、手っ取り早く焼き魚にする。
添い寝させているのは太ネギで、焼き鳥のネギマを真似る。
4日前にも同様に赤札が貼られていて、あまり間を置かずに2回目の購入となった。
大きいヤツには白子(?)が入っていて、肝もおいしい。
キス釣りによく行くという近所の釣り好きによれば、メギスは深海魚で春の魚だとか。
そのことがあまり知られてなくて人気がないそうだが、煮付けもおいしいと教えてくれた。
魚の焼き方もまずまずになってきたので、投げ売りばかり狙わず青い魚も食べるべしだ。
2枚目画像はうちの道路側に咲くハルジオンで、又の名を貧乏草。
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