夜中に降った雨で、真珠の首飾りが絡まってしまったような状態の巣。これこそジョロウグモにふさわしい。女郎蜘蛛とも上臈蜘蛛とも書くようだ。玉で飾られた巣は、名にふさわしく似合うけれど狩りはできにくいだろう。
じっと待つだけの罠でも、空気の震えを感じ取った時には揺らして掛かりやすくする。太陽が上がってきたら、じぶんで揺らして水滴をふるい落とすくらいの事はするのかも知れない。
中山道は愛知川宿にある不飲橋の下を流れるのは不飲川で、不飲川を遡った水源は不飲池。平将門の首を洗ったら・・・・飲めなくなったという由来だそうだ。
真夜中にこの交差点を通り、いつか撮りたかった想いを遂げた。赤黄緑のLEDの光が強くてうまく撮れなかったのだが、どの光も消えている一瞬に偶然一致したのか、このように撮れた。青い人影がこちらに向かっている。
電話なのか、電気なのか、電車なのか。電と言われても・・という気になる。これは群馬県で撮った。連れていってもらったので、正確にどういう地名住所なのか知らないまま、とにかく榛名湖畔のホテル前です。そうですか、『電』ときましたか。それなら私にも考えが・・・ありません。
いえいえ、おそらく電車のマンホールなのではないかと想っています。マンホールを開けると、細いレールが敷かれていて、昔お猿の電車などと言った小さな電車が走っているのではないかと・・。湖を一周する小さな地下鉄路線が運行されているのではないかと・・。湖を囲む森に棲む小動物や妖精などが乗っているのではないかと・・。
前に竜の尾のうろこ模様に見える群生のカワラタケを取り上げた。それを見つけた場所から10数mのところにあったのが、画像の赤いカワラタケ。赤いのは比較的陽の当たる場所の倒木に生えているようだ。
私の生家はむかし『コバ屋根』という杉の板で葺いた屋根だった。杉の板といっても、製材屋さんが帯ノコで引いた板ではなく、ナタで正目に剥いだ板。我が地方の言い方ではヘグと言い、屋根屋さんがやるその仕事を『コバヘギ』と言った。
豪雪地帯だから、どれ位持つものだったのか、定期的に葺き換えるわけで、コバヘギの仕事をする姿はよく見られたし、よく眺めたものだった。そのコバ屋根をトタン葺きに替える家が多い中、ウチは赤い瓦葺きにした。父がモダン指向だったのか、あまり他所では見られない赤いセメント瓦。わざわざ『赤い瓦茸』と漢字で書いたのは、これを想い出したから。
このカワラタケの赤は橙に近いけれど、ウチの瓦は真紅だった。その瓦も色あせて傷みもひどくなりトタン屋根に替えたのが父の後を継いだ兄。そのおかげで中越地震にも耐えたのだが、トタン屋根とて雨風に曝されて塗料が薄くなり、地肌が透けてきたので、亡くなった兄の後を引き受ける格好になった私がペンキ塗りをした。何色にしようかと多少は迷ったがチョコレート色にした。赤青黄色などの派手な原色を選ぶ勇気が私にはなかった。
次のペンキ塗りは10年くらい後。気持ちが弾けて、屋根を市松模様にしたり、とんでもないアートをやってしまうか・・私には後々の私の気持ちが予想できない。
最近は卵一個一個にこんなシールが貼ってあるのだそうだ。生まれた日と賞味(消費?)期限ということか。生まれてから二週間のようだ。冷蔵庫に入れて二週間かな? 常温ということなら季節によって違わせているのかも。
『生まれた日』とタイピングしながら、なぜかしら違和感を感じた。シールにはどう書いてあるのか・・只今は調べられないけれど、生産日と書いてあるのかな? 卵を生き物と考えるから『生まれた日』になってしまう。単なる食品と考えたら生産日あるいは産出日か。
ニップレスシールを連想して、検索してみると、なかなかに楽しいネットサーフィンができた。男性用ニップレスなんてのもある。連想はしたけれど、何を隠そう・・実は現物をじかに見たことは一度もない。一生ないかも知れない。別に悔いはない。
長野の親戚宅から100メートル程の場所で撮影。林檎ほど有難味を感じる果実はないと想う。何しろこの赤さと持ち重り感が比類ないという感じ。
撮影した後に思わず頬ずりまではしなかったけれど、ついつい一個をなでてしまったら、『李下に冠を正さず』と言われてしまった。あ~どういう意味だったっけ・・・と思いだせないままだったのを、一日経って調べた。要は誤解される動きをするなっちゅう事ね。
あー可愛いな・・と、つい見とれてしまったら、ストーカーだのセクハラだのと言われる可能性があり、満員電車で誤解されないように身体を動かしたら痴漢だと騒がれて逮捕されたりする世の中です。気をつけましょう。
以前に宇治橋をデザインしたデザインマンホールを取り上げたが、この『おすい』『うすい』の蓋は、機能性だけを考えたデザインになっている。
と見せかけながら、地味に複雑で工夫されたデザインだ。宇治市証があり、あとは六角形かと思いきや、六角がいつのまにか星形に変わったり、小さい六角形があったり、白い点々もよく見ると六角ボルトの頭の形。
丸の内側のギザギザは強度を高める工夫だろう。見つめていると三角形が見えてきたりもして、優れた模様だと思われる。靴裏から感じるイボイボ感も良い。などと褒める私は何者か。俯きがちに歩く、ただの宇治市民通行人です。
『私事でご迷惑を・・』などと言っていたけれど、多くのスタッフに支えられて、一つの会社の社長という形が一人一人の代議士だろうに、私事などと言われたのでは堪らないな・・と思う人も多いのだろうな。
あれが私事とは何事だ!という気がする。ちゃんとその理由を書きたいけれど、旅先からなので、ここまで。何しろ出す時期を逸してしまったいたずら描き。
何とオシャレな虫であることか。今年のデング熱騒動で嫌われモノになったヒトスジシマカも、こんな模様があった筈。この模様は何を意味してるのか表してるのか、知りたいところだ。
このカメムシは一般的なカメムシの倍ほどの大きさだった。弾き飛ばしたけれど臭いを出さなかったから、噴射しないタイプか、それともガス欠だったのか? 弾いた着地点が夏場にカメを入れておくトロ舟でカメ繋がり。カメムシを採集して、充実した標本箱を作るなんてのは楽しいだろうな・・などと想う。
大阪城と高層ビルと心斎橋(?)と水上バスと御堂筋並木の銀杏葉のデザインがイカしている。
丸いマンホール蓋のすぐ近くにあったのが、黄色い四角の蓋。右から左に書いてある。すると戦前戦中からか? 左から書くように決められたのは敗戦直後からだろうか? かなり踏まれて角が潰れている。半世紀以上、もしかしたら一世紀ほども踏まれ続けてこれだから、強いものだ。
この植物は何というのだろう。検索してみてもどうも判らない。山中の岩がむき出しになっているような陽当たりの良い場所に緑の絨毯を作っている。生家のある新潟県でもよく見たし、近畿地方の低い山中でも見ることがある。
なにしろ主茎からの枝分かれという感じがなくて、完全二股で主従がない。きれいな緑だから不気味ではないけれど、生き物を感じさせる色や柄だったら、かなり気味悪いのではないか?
シダの仲間か、コケの仲間か、水草が陸に上がったのか、などと思ったりするけれど、花が咲くなら見てみたいもの。永遠に二股増殖匍匐前進していって、何かの加減で千切れて飛ばされたりしても、その先で根をおろし、また二股分かれを繰り返して生き延びているのなら驚異的だ。
食い溜めをするのかと思う程に食欲があったのは夏場のほんのわずかな期間で、秋の訪れとともに食欲は失せ、もう断食の期間に入った。甲羅があるんじゃ腹をふくらませる訳にもいかず、かといって手足首を引っ込めて収納するスペースも確保しておく必要もあるのだから窮屈な生き方だ。
右に見えているのは、亀小屋から引き出してしまったカーペット端切れとタオル。亀小屋にうまくもぐりこんだら暖かさが保てるようにしているのだけれど、ふとした気の迷いで出てくるときに頭で押し出してしまう。噛んで引きずるとか振り回すというようなことはあり得ないので、押し出すだけの筈だけれど、玄関先まで出てしまっていることもあるので、面白がってやるのではないかと疑ってしまう。
定期的に玄関内を徘徊しているのではないと思われるけれど、口にするのは植木鉢受け皿に張った水だけだから、どういう思惑や衝動が起きるのか謎が深い。誤差数センチ程のGPS端末の記録装置でもあれば、背中に装着させて行動を調べてみたいもの。
(カメリアが来てから4年11ヶ月)
メダカが卵を産みつけやすいようにと買った三株のホテイアオイの一つだけに花が咲いた。野生のものとは違う矮性種で、小さいのにどんどん増える。気のむくままに間引いたりしてたので一株にしか咲かなかった。300円の投資で10数匹のメダカが孵化して育ち十分目的は達した上でのオマケの花。
よく見るとシベの中に水滴のような玉がある。メシベに違いない。種はできるのだろうか? 今まで種の存在を知らない。冬越しさせようと発泡スチロール箱に入れビニールで囲ったけれど、ぐじゃぐじゃに腐って成功しなかった。
野生はどのように冬越しするのか知りたいところだ。我が家の水槽内では、浮き草が冬になるとほとんどなくなる。それでもわずかにゴミ程度に残ったヤツが冬を越してはびこる。夏場は頻繁にすくって捨てる程で、そういうサイクルが何年も続いている。どうにもままならない。
いっそのこと来年はホテイアオイは買わず、浮き草は徹底的に排除し、睡蓮を買って咲かそうかとも想う。信楽で睡蓮鉢を買おうと思ったことがあったけれど、値ごろ手ごろがなくて断念した。リサイクルショップで火鉢を買おうと物色したけれど意外に高くて、これも断念。器にこだわることもないか・・先ずはウチの水槽内でやってみよう・・と・・想うだけで終わってしまうか。
山の中で竜にであった。何だか雰囲気のある書き出しじゃなかろうか。これは倒木に群生するカワラタケ。こんな硬いキノコは食用であるはずがないと思ったけれど、何と制ガン効果があるそうだ。
カワラタケ茶というのが売られている。煮て、干して、砕いて、煎じるという作り方。採ってこようかな・・と思ったりするけれど、素人がやって上手くいくかどうか。予防効果もあるなんてのを読むとその気になりそうだ。
これはある大学構内で撮った。場所は秘密にしなければならないという程のものでもないのだろうな・・。大学に行く用事がなぜあるのか・・末端の工事関連業者として、場違いな作業着で入らせてもらうのです。
総合大学は様々な実験を雑多な薬品を使って行っている公害垂れ流し元だ・・というような文章をだいぶ前に読んだことがある。今はどんな薬品や試料が使われようと、どんなものが生成されたり不純物が発生したりしようとも万全な処理が施されているのだろう。
でも、時には間違いも起きるんだろうな・・・多くの失敗があって、わずかな成功や発見があったりするのだから・・。それにしても、実験排水は絶対に地中に漏れ出すこともなく、ある箇所に集められ・・・きっと民間業者に引き取られ、間違いなく間違いなく無毒無害化処理をされるのでありましょう。