季語
2008-03-18 | 文芸
縁ありて、いつも信州のブログの友の俳句を鑑賞している。
○ 料峭や小雨を拭ふ散歩かな 【ブログに遊ぶ】
「料峭」と言う言葉に初めて接した。読めないし意味が分からないので、早速ネットで検索したら季語であることを知った。
「福島民報」のコラム欄「編集日記」には(2/7付け)『 今の季節、手紙の冒頭に使うのが「料峭(りょうしょう)の候」だ。料はなでる、峭は厳しいで、春風が肌に寒く感じるのを指すが、長くなった日は春が近づいているのを知らせる。・・・・』 とあった。
○ 春動く厨の薯に生れしもの 【千曲川歳時記】
「春動く」という表現も「春めく」と同義で春のきざしを表現している。たしかに、言葉からは、木の芽が動く虫や小鳥たちが待ちわびた春を表現しているような気がする。
「ウィキペディア」には 「季語(きご)あるいは季題(きだい)は、俳句に必ず1つ含まれる事が望ましいとされる、季節を象徴的に示す語。 本来は俳句の起源である連歌・俳諧の季・季詞(きのことば)に由来する。俳句にとって「季語」は大きな役割を果たす。季語は詩情の象徴となるイメージを読むものに与える。 これを連想力といってもいい。又、時間と空間を一つのものとして表現する事が出来る。」とあった。
あちこちに動く春を感じ始めている。
季語を学び、少しでも季節を詠んでみたいと思うが、才能だろう、どうしても浮かんでこない。
鑑賞するだけで諦めることにしているが、チャレンジは続けたいと思っている。
待ちわびしグランドの声春動く
完全に雪が消えたグランドから、久しぶりの歓声が響いた。部活動始動だ。
【2F窓から】
磐梯のほのかに紅く春浅し
日が延びてきた。彼岸の夕日に秀峰が凛と聳えていた。
【2F窓から】