エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

春がそこまで

2008-03-24 | 自然観察

  ブログで人様の生活を垣間見ていると、どうもいけない。自分の怠惰な、次元の低さが情けなく思われてならない。
最近取り寄せた加島祥造の「タオ」*老子や詩集「求めない」を読む。
足を知る」とはいえ、いつも、どうしても焦る自分がある。

 昨日とはうってかわってどんよりした空から、ときどき雨が落ちている。窓越しに見えるアオキの実が赤く色付いているのに気づいた。気温も低く、風も冷たく強い。庭に出るのもためらわれたが、スノー帽をかぶり防寒をして庭に出る。カメラで春の息吹を探した。



 ワサビの葉が出そろい、小さな蕾が見えた。小さな葉を摘んで口に入れる。口の中にワサビの辛さがさわやかに広がった。 昨日見事に伸びたいわきの福寿草を見てきたが、我が家ではようやくつぼみが膨らんできたところだ。梅のつぼみも膨らんできた、チンチョウゲの蕾もだいぶ赤みを帯びてきた。秋口の剪定で枝を払ったサンシュがわずかの残った細い枝にかわいい黄色い蕾を付けていた。
 


 雪の磐梯も雪形があらわれてきた。春の穏やかな日がすぐそこまで来ている。
元気を出していこう。