エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

立松和平さん逝去

2010-02-12 | 文芸
                【今朝の雪】


 8日午後、作家の立松和平さんが亡くなった。
 確かお正月にラジオに出演し、道元について、環境について元気に語っていた。
 また、最近のPHPの雑誌「ほんとうに時代」で「いい言葉~「いい人生」のヒント」で
 良寛の俳句「たくほどは風がもてくる落葉かな」について書かれていた。
 彼のエッセイは時々見かけるが、良寛、道元、環境問題など、いつもこころの向きが自分と同じように思われ好きだった。
 いろいろな環境保護活動の実践をみながら、行動派のすばらしい作家だったと思っている。
 あの栃木なまりの、 朴訥な語り口に人柄が感じられた。ご冥福を祈りたい。

突然の悲報、新聞には、先月体調を崩し入院して手術、その後急変し多臓器不全のためとあった。同じ年配で、人ごとと思えなかった。
 体験上、敗血症で危なかったことを思い出したが、何か症状があっても過信があったのだろうかなどと推測している。
 あまりに突然の明日を想像できなかった本人、心残りはいかばかりであろうか。
 ひるがえり、明日のことはわからない。今を大切に!一日一日を大事に過ごしたいと思った。
 著作の「道元禅師」を読んでみようと思ってる。 我が「道元禅師」考察の一助として。

今日は作家司馬遼太郎の命日だ。
 司馬遼太郎が愛した野の花にちなんで『菜の花忌』と名づけられている。
 小生「街道をゆく」の大ファン、何年か前に全巻を揃え、時々ランダムに読んでいる。