エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

伊東文庫 を見る

2010-02-23 | 街中散歩
【開館を記念して作られた手ぬぐい】


 100年前の雛人形を見せていただいた平出竹店の隣には、昨年春に開館された「伊東文庫」があり、そちらも見せていただいた。
 里帰りした「伊東文庫」には、「総理のイスを蹴った男」として知られる故伊東正義氏の蔵書や直筆の手紙や原稿、中国要人らから贈られた書や掛け軸などが展示されていた。
 文庫は、元伊東代議士の秘書で現在福島県議会議員の平出孝朗氏が理事長を務めるNPO法人会津先人顕彰会が運営をしている。

館内で伊東氏の7回忌に編集されたビデオを視聴した。
ここ数十年の政治の流れを概観しながら、詳しく知らなかった清廉潔白そのものの政治家伊東正義氏の人柄に触れることが出来た。
 ビデオに流れるナレーション、「最後の会津人」「愚直なまでの一徹さ」「表紙だけ取り替えても駄目だ」、「人間性あふれ、慕われ、多くの人に愛された」などに、改めて立派な人格者を偲んだ。氏の戒名は正義一徹居士とあった。
 開館を記念して作られた手ぬぐいには、「本の表紙だけ変えても、中身が変わらなければダメだ!」「政治家は何になるかではない。何を為(な)すかだ」「道徳に古いも新しいもない。ダメなことはいつの時代でもダメなんだ」と金言が染め抜かれていた。

「政治と金」がいつも問題になるが、今の政界にも、清廉で質素な生活を送っり、愚直なまで誠実な伊東正義氏のような政治家が欲しいものである。 (2010.2.21)

【鶴が城三の丸に建つ銅像】


 
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