エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

小彼岸桜

2011-04-22 | Weblog

 昨日の春の遠足、1年生の萌ちゃんは大塚山、3年生の武くんは鶴ヶ城だった。
最高の遠足日和に恵まれ、郡山から避難している息子の孫を連れて、お城の桜の様子を見に出かけた。
休みだった末娘も呼んだ。

 昔の三之丸にある県立博物館の周りのサクラは、もう5分咲きくらいに咲いていた。
これは信州の高遠より来た小彼岸桜で、ソメイヨシノより早く咲くのだ。
 会津の名君保科正之公は、二代目高遠藩主から会津藩主となった縁がある。
 高遠城のコヒガンザクラは長野県の天然記念物として指定され、エドヒガンザクラとマメザクラの中間種、花は少し小ぶりで赤みを帯びている。

【コヒガンザクラ】




咲き始めたサクラの花越しに、新装なった赤い屋根瓦が美しく聳えていた。
大震災の影響で、桜まつりは中止、夜桜のライトアップも無くなった。
閑散とした城内、本丸には、おそろいのユニホームの遠足の子どもたちが集合していた。
 武琉くんはいるかな、と遠くから探していたら、友達と一緒に武琉がを振っていた。
 遠くから望遠でシャターを切った。





一クラス30人足らずの子どもたちが、茶室「麟閣」へ入って行った。
このあと天守閣に登り、本丸でお弁当を食べて帰るのだろう。
 学校から約3キロか。素晴らしい街中散歩、郷土の歴史の一端にふれる幼い子どもたちが羨ましく思えた。

 紗英ちゃんはお城の売店で、でんでん太鼓を買って貰った。
 鉄門をくぐると、天守閣の西側広場のソメイヨシノもほころび始めていた。
 いいアングルを見つけて「春の鶴ヶ城」を撮った。





 妻は、思いがけない旧友Nさんにばったり会って、しばし立ち話。
 久しぶりの外出で、紗英ちゃんもご機嫌。すがすがしい公園内を一周して、廊下橋から博物館へと歩いた。



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