エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

自然の中で、無為に過ごす。

2011-04-26 | Weblog
【沢山咲き始めた君子蘭 つぼみはちょうど20個も】


 春の朝、萌え出ずる木々の緑が青空に伸びている。すがすがしい。
ようやく巡り来たすがすがしい春だ。
 庭を巡り、里山を巡り、日々自然の中で無為に過ごしている。これ以上の喜びはない。
 今年も、躍動の季節が始まった。
 静かに季節の移ろいを見つめながら、生きていることを実感しながら過ごしたい。
 チョウやトンボ、野鳥や野の草や花、生きとし生けるいのちを見つめ、元気を貰って過ごしたい。

○ 山のトンボ池付近で
【シデコブシが咲いた】




【コブシは少し遅い】


【春に目立つダンコウバイ】


【ミズバショウも】

 

○ 八田野付近で

【フキノトウも育った】


【コブシ越しに磐梯の裾野広がる】


【これがトサミヅキ】


【珍しいベニコブシ】


【ツグミが夕日を見つめていた】


時にもたげる焦りにも、いつも「なにも急ぐことはない」と言い聞かせる。
 良寛の「二人の兄弟」の漢詩をひらく。


余が郷に兄弟あり
  兄弟心各々殊なり
  一人は弁にして聰
  一人は訥にして且つ愚なり
  我れ其の愚なるものを見るに
  生涯余り有るが如し
  復其の聰なるものを見るに
  到るところ亡命して趨
 

『辯而聰』であるより『納且愚』の一人でありたいと思う。
 そして、『我見其愚者 生涯如有餘 』 すなわち 「優游」と、落ち着いて、すべて満ち足りている生き方でありたい。
 mindよりheartが大切ということか。


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