今日は、7月に雨で中止となった「森で遊ぼう」の再実施。
曇り空だが、朝から気温が高い。滝沢から金堀までの約2.5㎞の森林を歩いた。
子どもたちは「森の宝探しゲームカード」を首にさげた。
参加者は少なく、子ども10人大人3人だった。お盆間近の夏休みでいろいろ行事もあるのだろう。
開会式の最中、カモシカの子どもが道路に現われ、山へ消えた。6月、町内老人会の散策会でもこの辺りで目撃した。結構生息しているのだろう。
2班に分かれて出発、2時間かけて宝物を見つけた。
季節は夏から秋へ、キノコ類も出始めた。杉や赤松の林道で、チョウやトンボはほとんど出会えないのが寂しかった。
Wリーダーの話に耳をかたむけながら進んだ。
やがて、子どもたちは「ま~だ?、ま~だ?」と少し疲れた様子。小生もいささか ばて気味だった。
【今日 見つめた植物】
ヌルデ、ジュウモンジシダ、リョウメンシダ、ハナイカダ、コウゾ、ヤマグワ、アオハダ、サンショウ、イヌザンショウ、キツネノボタン、マタタビ、ツノハシバミ、ハハソ
カミノナガキクイムシ、ヤマブドウ、シュスラン、ミヤマウズラ、ホツツジ、ウラジロ、ヒメハギ、ナツハゼ、ママコナ、オトギリソウ、ヤマナシ、ツルウメモドキ、ヤブマオ
T会長も同行、グループを後ろから見守りながら、いろいろ教えて頂いた。
【初めて知ったこと】
・ハナイカダ・・・ここで見たハナイカダは大きな黒い実が沢山付いていた。我が家のはどうも実の付きが悪いと思っていたが、雌雄異株であることを知った。
・マタタビ・・・蔓の先端部の白い葉は送粉昆虫を誘引するサインと考えられる。
・ママコナ・・・この時期よく見かけていたが、花弁に2つ並んだ白い膨らみが米粒に見えることと、若い種子が米粒に似ていることが和名の由来の説。
・ツノハシバミ・・・未だ青い実を取ったら指先に細かい毛がびっしり刺さった。
・ヤブマオ・・・庭にあるイラクサやアカソに似た草の名と判明。カラムシと同様、茎の繊維が丈夫なので、古くから繊維を取り出し布として利用。
11時、いつもの分校跡地へ到着、「カードの問題」にそって子供たちの集めた宝物を発表した。
絵入りカラーのカードの問題は【 ●ちくちくするもの ●きのこ ●いいにおいのするもの ●あなのあいてる木や葉っぱ ●すべすべするもの ●おおきいはっぱ
●くろい実 ●あかい実 ●クモの巣 ●かぜのおと ●ムシの声、とりの声 ●歩いている虫 ●とんでる虫 】
続いて、みんなでジャガイモを掘った。春の植え付けから丁度100日になる。みんな夢中で掘った。
講評で、「今日楽しかった人~?」どうも自然観察はちょっときつかったのか手を挙げた子供はわずか。
「ジャガイモ掘り楽しかった人~」は、みんな手を挙げた。 確かに、子供たち、生き生きした姿より、少し体力がないのかな~、などと感じたが、
小さい子供たちに、いろいろ疑問を抱かせ、目を輝かさせるような自然観察はどうしたらいいだろうか。難しい。
収穫したジャガイモ、真っ白なカボチャをお土産にした。 半日だったが、充実したいい企画を体験させていただいた。
この1週間、8/4 会津大での自然観察会、 8/7金堀ウルシ林見学会、そして今日と、連日、自然の中で過ごした。
それに、昨晩は町内会のお祭りの反省会、実に忙しかった。
何とか元気でこなしてきた。もりの案内も、皆さんにお世話になりながら少しずつ勉強していこうと思っている。