エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

8/15

2013-08-15 | 日々の生活

 

 いろいろなことに思い巡らせる8/15の朝、 ミンミンゼミが無心に鳴いている。

 戦争を知らない世代だが、平和の尊さを認識している。あらたためて平和憲法を思っている。

 憲法第9条第1項「戦争の放棄」、第2項「戦力の不保持」、「交戦権の否認」、これらは守っていかなければならない。

 この平和憲法を堅持し、世界にこの理念を強調する外交が欲しいと思っている。でも、同じ世代の政治家が改憲を叫んでいる。

 地球上で争いが絶えず、歴史は繰り返す。人間は愚かだから心配でならない。

 

 お盆だ。目を閉じて先に逝った方々を思う。父を、母を。そして、立ち止まって生き方を振り返るお盆でもある。 自分の生き様を反省したい。

 7月末、8月に入っても顔を出していたが、今日も豊岡の墓前に跪いてきた。帰りに、青木山近くの池にトンボを見に立ち寄った。

   オニヤンマの産卵を観察した。メダカの泳ぐきれいな緩やかな沢の流れ、その淀みだまりで、何度も何度もおしりを打ち付けていた。

  この卵が無事に育ち、3,4年後にその雄姿を見たいと思う。

  

  池のまわりには、オオルリボシヤンマが縄張り飛行をしていた。一瞬こちらを見ながらホバリングしたところをパチリ、なかなか難しい。

  水辺に見たトンボは、真っ赤になったマユタテアカネ、未だ元気なコフキトンボ、モノサシトンボ、クロイトトンボなどだ。

  オオルリボシヤンマ♂

 大好きな美しいコフキトンボ♂

 マユタテアカネ♀  ♂

 

  結構大きい蝉の抜け殻はミンミンゼミのもののようだ。 池の畔にナガコガネグモの巣がいっぱい。           

                                                                                                                          

  

 静かな山里で、いのちの営みを見つめ、来世はこんな穏やかな自然の中で、メダカに、オニヤンマに、セミに生まれたいと思った。