いろいろなことに思い巡らせる8/15の朝、 ミンミンゼミが無心に鳴いている。
戦争を知らない世代だが、平和の尊さを認識している。あらたためて平和憲法を思っている。
憲法第9条第1項「戦争の放棄」、第2項「戦力の不保持」、「交戦権の否認」、これらは守っていかなければならない。
この平和憲法を堅持し、世界にこの理念を強調する外交が欲しいと思っている。でも、同じ世代の政治家が改憲を叫んでいる。
地球上で争いが絶えず、歴史は繰り返す。人間は愚かだから心配でならない。
お盆だ。目を閉じて先に逝った方々を思う。父を、母を。そして、立ち止まって生き方を振り返るお盆でもある。 自分の生き様を反省したい。
7月末、8月に入っても顔を出していたが、今日も豊岡の墓前に跪いてきた。帰りに、青木山近くの池にトンボを見に立ち寄った。
オニヤンマの産卵を観察した。メダカの泳ぐきれいな緩やかな沢の流れ、その淀みだまりで、何度も何度もおしりを打ち付けていた。
この卵が無事に育ち、3,4年後にその雄姿を見たいと思う。
池のまわりには、オオルリボシヤンマが縄張り飛行をしていた。一瞬こちらを見ながらホバリングしたところをパチリ、なかなか難しい。
水辺に見たトンボは、真っ赤になったマユタテアカネ、未だ元気なコフキトンボ、モノサシトンボ、クロイトトンボなどだ。
オオルリボシヤンマ♂
大好きな美しいコフキトンボ♂
マユタテアカネ♀ ♂
結構大きい蝉の抜け殻はミンミンゼミのもののようだ。 池の畔にナガコガネグモの巣がいっぱい。
静かな山里で、いのちの営みを見つめ、来世はこんな穏やかな自然の中で、メダカに、オニヤンマに、セミに生まれたいと思った。