【オオイトトンボの連結】
孫たちの長い夏休みが終わった。
夏休み中にまとめた宿題を持って、元気で登校した。
昨日、久々に里山へ。里山はすっかり秋の気配、友達が、快く迎えてくれた。
ススキの穂が輝き、ワレモコウが咲きオミナエシも・・・。
ため池は、この時期ほどよく水位が調整されていた。ほどよくとは、マダラナニワトンボの産卵にほどよい岸辺が現れていたのだ。
岸近くの水草に、オオイトトンボが地表すれすれにスイスイと気持ちよさそうに飛んでいた。
また、林の境に、ノシメトンボの♀が単独で産卵を繰り返していた。葉陰に移動して長時間の打空産卵だ。
一瞬マダラナニワか?胸の斑紋が似ていると思った。彼女らは、まだ林の中で秋の訪れを待っているところだろう。
ここで、もう一つの目的、コバネアオイトトンボを目撃できた。
なかなか判定が難しいが、胸の金属緑色の部分の先端が、第2側縫線に届かないことを確認した。間違いなくコバネアオイトトンボ♂だろう。
日本国内には、アオイトトンボ科は3属7種が分布している。そのうち、本州以南ではオオアオイトトンボ、アオイトトンボ、コバネアオイトトンボの3種になる。
いずれも、近くの里山にいる。特に、コバネアオイトトンボは絶滅危惧第1類に指定されていて、各地で絶滅しているようだ。
以下は最近撮影したものだが、オオアオイトは、第2縫線にまで届いている。またアオイトは、成熟すると白い粉を吹くので区別しやすい。
正確を期するには、第9,10複節を比較して同定するらしい。
今更ながらアオイトトンボの紺碧の眼の色に魅せられる。
オオアオイトトンボ アオイトトンボ