エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

オオルリボシヤンマの産卵

2013-08-29 | 昆虫

 

  今年のE地点の池、ちょっとした異変だ。

  まずギンヤンマ、チョウトンボが極端に少なかった。いつもギンヤンマより多いスジグロギンヤンマも少なかった。

  春から池の水が極端に少なく、水質の悪化もヤゴたちには良くなかったと思っている。

  ちょっと前から、オオルリボシヤンマも出てきたが、これも少ない。

6月から、池の水の管理について管理者の行政に提言してきたが、どうもらちがあかない。

 

 今日は、近くのA地点へ行ってみた。清らかな水が流れ込む山間の池では、E地点の池に比べてオオルリボシヤンマの天下だった。

 オオルリボシは、何度もきれいな写真を撮っていたが、また、じっくり観察してきた。

♂のルリ色が何とも言えずきれいだ。

 ♂   ♀

なかなかホバリングしてくれず撮りにくいが、産卵の時期には産卵中の♀に何頭もの♂が集まり、♀にまとわりつき比較的撮りやすい。

♀は単独で、あちらこちらで抽水植物や朽ち木の組織内に産卵していた。

 

 

   

 

♀の斑紋はオニヤンマのように鮮やかな黄色ではなく、とても地味だ。

図鑑によると♂のように青い斑紋の変異もあるようだが、未だ見たことはない。

 産卵風景は、これから10月末まで見られる。

 しばらくぶりに、数年に一度しか出くわさないウラギンシジミに出会った。

 足下をキラキラしながら給水活動をしていた。一瞬、美しいオレンジ色が見えた。♂だ。