今年のE地点の池、ちょっとした異変だ。
まずギンヤンマ、チョウトンボが極端に少なかった。いつもギンヤンマより多いスジグロギンヤンマも少なかった。
春から池の水が極端に少なく、水質の悪化もヤゴたちには良くなかったと思っている。
ちょっと前から、オオルリボシヤンマも出てきたが、これも少ない。
6月から、池の水の管理について管理者の行政に提言してきたが、どうもらちがあかない。
今日は、近くのA地点へ行ってみた。清らかな水が流れ込む山間の池では、E地点の池に比べてオオルリボシヤンマの天下だった。
オオルリボシは、何度もきれいな写真を撮っていたが、また、じっくり観察してきた。
♂のルリ色が何とも言えずきれいだ。
♂ ♀
なかなかホバリングしてくれず撮りにくいが、産卵の時期には産卵中の♀に何頭もの♂が集まり、♀にまとわりつき比較的撮りやすい。
♀は単独で、あちらこちらで抽水植物や朽ち木の組織内に産卵していた。
♀の斑紋はオニヤンマのように鮮やかな黄色ではなく、とても地味だ。
図鑑によると♂のように青い斑紋の変異もあるようだが、未だ見たことはない。
産卵風景は、これから10月末まで見られる。
しばらくぶりに、数年に一度しか出くわさないウラギンシジミに出会った。
足下をキラキラしながら給水活動をしていた。一瞬、美しいオレンジ色が見えた。♂だ。