エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

またまた ジャコウアゲハの疎開  

2020-06-15 | 環境問題

昨年の秋我が家で蛹化し、この春羽化したジャコウアゲハが100卵を越える沢山の卵を産んだ。

♀は2~3頭だったが、ともかく2週間以上庭に滞在し産卵し続けた。

ウマノスズクサも3mほどに成長したが、葉があまり伸びず、幼虫の成長に追いつかなくなった。

数日前に書いた内容の繰り返しになるが、今朝3回目の土手への疎開だ。


6年前から、年2回の除草の際、絶滅寸前のヒメシロチョウの食草ツルフジバカマを刈り残してもらっていた。

河川事務所との除草の相談の折りに、今年は土手の一部に自生するウマノスズクサも残してもらうことになった。

それが幸いした。お陰様で、40~50頭のジャコウアゲハのいのちが救われることになった。

ついでに、ヒメシロチョウの発生時期に当たり、土手を歩いたが何も見えなかった。

すっかり刈り取りの済んだ土手を眺め、またいい知れない切ない思いがした。

1化春型のヒメシロチョウは、育ち盛りの幼虫はこの草刈りで全滅しただろう。仮に蛹化した個体でもこの除草では羽化できるか心配だ。

絶滅の危機にあるヒメシロチョウを救うには、除草の問題を解決しなければならない。

除草は6月と9月、影響が少ない時期の除草を検討している。

 

 

   右ウマノスズクサ

こちらツルフジバカマ

 幼虫を救う

もりもり食べる3齢か 

その足で、ヒメシロの里へ。夏型が発生していた。後ほど報告。    (2020.6.14)