近くの田んぼに成熟したモートンイトトンボを撮りに。
なかなか色が変わらない。数頭、成熟し緑色に変化した♀を見た。
♀ 未成熟♂
少し足を延ばして、ヒメシロの里のモートンの様子も見に行った。
こちらも同じ良いようだったが、キイトトンボが成長していた。
ヒメシロに混じって、ヒメシジミも元気だ。
近くの田んぼに成熟したモートンイトトンボを撮りに。
なかなか色が変わらない。数頭、成熟し緑色に変化した♀を見た。
♀ 未成熟♂
少し足を延ばして、ヒメシロの里のモートンの様子も見に行った。
こちらも同じ良いようだったが、キイトトンボが成長していた。
ヒメシロに混じって、ヒメシジミも元気だ。
タンポポについては、私道に生えるエゾとセイヨウの雑種について興味を持ったのがはじまりだ。
その後、福大T先生からの依頼で、Hタンポポ博士を会津の里山に案内したことがあった。
また、3年前に滝沢峠で偶然に筒咲きタンポポを発見した。
以来、興味を持って見つめているが、タンポポは奥深い。
最近までに見つけた「変わったタンポポ」について概要をまとめる。
《その1 筒状の花》 発見 :2017.5. 市内一箕町 滝沢峠
3年前の春、ときどき訪ねる畑の畦に、ちょっと違ったタンポポを見つけた。
菊の花に見たことのある、花びらが尖ったタンポポだ。その珍しいタンポポの発見は新聞記事に取り上げられた。その後、毎年このきれいな筒状の花を観察しているが、その土手一帯30~40mの範囲に自生していて、全国的にも例を見ないと思う。
↑ エゾ ↑筒咲き
《その2 頭花が2つある筒状花》 発見 2020.5.14 市内一箕町 滝沢峠
その筒咲きタンポポの自生地で、今度は、頭花が2つあるきれいな筒咲きのたんぽぽを見つけた。驚きの発見だった。また、地元紙に情報提供し早速、掲載された。
常々の里山めぐりで、いろいろな昆虫や植物の異常に出会うことがあるが、ネットで検索すると、散見されるタンポポの異常はほとんどが帯化現象だ。茎の一部が着物の帯のような平らな形になる奇形の一種だが、今回のような正常な茎に2つ頭花が並んでいるものはない。
その後、この珍しいタンポポを,花から綿毛までの約2週間を、ほぼ連日通い観察した
《その3「枝分かれセイヨウタンポポ」》 発見:2020.6.河東町強清水林道
そんな矢先、今度は一種の帯化現象だろうか、幾分太目の茎が途中から二本に別れ、それぞれに頭花を付けているセイヨウタンポポに出会った。「枝分かれタンポポ」
その茎は縦に二本と見られる帯化のようなスジも見える。
←左:普通 右:[
枝分かれ]「ウィキペディア」には、
《 帯化は、植物の茎頂にある成長点で、頂端分裂組織に異常が生じることで起こり、茎や根、果実、花などが垂直に伸長したり、リボン状に平坦になるといった外見的な変形が見られる。》また、《帯化は、分裂組織の突然変異や遺伝的な原因のほか、細菌の感染や昆虫、ダニなどによる傷害を受けることで生じるとされる。》とある。
この変異「頭花二つ」や「枝分かれ」は、いわゆる「お化けタンポポ」とは全く違うが、
一種の帯化なのだろうか。この変異は、環境変異なのか、遺伝的な突然変異なのだろうか。
《その4 オクウスギタンポポ》 市内に局所的に自生
里山を歩いていて、忘れたころにシロっぽい花びらのタンポポを見つける。オクウスギタンポポだ。思い出すと4~5個所あるが、もうなくなっている場所も2個所ある。先日見つけた場所では、昨日農家の方が土手をきれいに刈っている最中だった。来年も大丈夫だと良いが・・・。市内でも見かけるが、少ない。
レッドデータでは、秋田県では1類、山形県では2類に指定されているようだ。
オクウスギタンポポは総苞外片は突起がないのがシロバナタンポポと区別できる。
ネットには、オクウスギタンポポについて《近畿、中国四国地方で見られるキビシロタンポポと長野県周辺に分布するシナノタンポポの交雑に由来すると言われる5倍体タンポポ。》(新潟大学の森田教授推定)と。また、《頭花の外側に舌状花の淡い黄色の花弁が並び、中心付近はふつうの黄色の小花が並ぶ。総苞の外片は卵形、先が尖り、縁にやや毛が見られる。外片は内片の1/2程度。なお、ウスギタンポポと呼ばれたものは多くは誤解釈によるもので、本種と同じもの。》などとある。