エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

土手のチョウを守る看板

2020-06-28 | 環境問題

しばらく降り続いた雨が上がった午後、土手の歩行者道路の入り口に、チョウの保護に関する看板を取り付けた。

 

刈り残していることに土手の利用者は何の感想もないとは思う。

ヒメシロチョウが市内で唯一この土手に生息していることを知らせたかった。

自然環境保全の観点から、前から河川事務所にお願いしてきたもので、最近良いでしょうと許可をもらった。

何人の市民が見て、どれほどの思いを抱くかは分からない。でも、知らせたかった。

今、チョウを捕らえて標本をネットで売買する人がいる。そう言う輩が絶対に居ないとは言い切れないが、それ以上に

この場所に一部食草を刈り残して、絶滅危惧種のチョウの生息していることを知って欲しい願いだ。

西会津のギフチョウがそうだ。もちろん採集だけで絶滅するとは言わないが、4月中旬から5月にかけて

捕虫網を手にした他県ナンバーの車が目立った。でも、数年前、このギフチョウは町の天然記念物に指定された。

 

ついでに土手を回ったが、ジャコウアゲハは終令のもの数匹見つけたが、既に蛹化したものはなかなか見つかるものではない。

我が子を受け入れてくれたウマノスズクサに、そして刈り残してくれた河川事務所に感謝、感謝だ。

 

土手には未だウマノスズクサの群生するところがある。来年以降も、春は刈り残してもらいたい。

ヒメシロチョウはやはり少ない。4~5頭、産卵する個体を観察してきた。

  

   

ヒメシロチョウには、いつまでも絶えることなく生息して欲しい。