エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

絶滅寸前 土手のヒメシロチョウ 夏型数頭

2020-06-18 | 環境問題

土手に刈り残してもらったジャコウアゲハの食草、ありがたい。

これで最後か、我が家の欠食児童を数頭運んだ。

何とか生き延び、市内唯一のヒメシロチョウの生息地がいよいよこれでお終いになるか。

刈り取りの済んだ土手を眺め、暗澹たる思いでいた。

順調に成長するジャコウアゲハと言葉を交わし帰ろうとしたとき、ヒメシロチョウだ!。

 

やはり、刈り残しの島はオアシスだ。 ヒメシロのためでなく、沢山の小さな命のよりどころとなっている。

  

刈り残されたツルフジバカマのオアシスの中を、数頭のヒメシロチョウが舞い始めていた。

この春の一斉刈り取りの大騒ぎによくぞ生き残ってくれた。涙が出るほど嬉しかった。

数日前、ヒメシロの里で確認したが、土手でも今日発生を確認、懐かしい風景を見る思いだった。

今年の春の発生は本当に心配だった。案の定、数はきわめて少なく、夏型の発生も心配していた。

刈り残されたムラサキツメクサの花に長い時間吸蜜していた。

しばらく観察すると、求愛活動や、もう軟らかい新芽に産卵する姿も観察できた。

  

  

  

一安心、とは言え今後も注意深く保護対策を考えなければ本当に絶滅してしまう。  (2020.6.17)

 


大きい羽蟻

2020-06-18 | 日々の生活

夜、灯りに羽アリが飛び込んできた。

側にあった杯に入れ、ラップをした。

頭から、畳まれた羽の先まで2cmを越える大きなアリだ。

アリについてはほとんど無知だ。ちょっとネットで検索した。

    

     ネット情報から》 ************

 ・アリやシロアリが主に5月から10月ごろにかけての交尾期に、巣から羽の付いた女王アリと王アリ(雄アリ)を飛び立たせ、違う巣の羽蟻でペアとなり新たな巣を作るために発生します。通常のアリやシロアリには羽が付いていませんが、巣から飛び立つ女王アリと王アリは他の巣の羽アリと出会うために遠くへ飛び立つ必要があるため、羽が付いています。

 

   クロアリの仲間        シロアリ   

胴体・・・    クビレがあり頭部・胸部・腹部に分かれる             クビレがなく寸胴

翅の模様・・・     網目模様がはっきり                      網目模様が薄い

触角・・・   くの字型                            直線的で数珠状 

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先日、見たことのない光景に出会った。

   羽蟻の大群が、朽ちたスギの木の根元からが3mほどの木の頂を目指して群がっていた。

 (参)拙ブログ 「アマゴイルリトンボ 発生 」 blog.goo.ne.jp/tosimatu_1946/e/69fead2f06d2d687bba7b6ea373d5c8e

      《大木の朽ち木に,羽蟻の大群が次々に空を目指す光景に出会った。

      アリの生態はよく分からないが、全てが大きな羽を付けていた。ムネアカオオアリの女王アリだろうか。

 

飛んできた羽蟻、少し勉強になった。