エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

お祝い

2009-04-06 | 日々の生活
            【ピカピカの一年生】

 みんながくつろげる土曜の晩、いろいろのお祝いをした。
 ・我が輩の満3才誕生日4/3、・萌香ちゃんの満5才誕生日、・武琉君の入学祝いを併せてやった。いつもより少しご馳走か、何よりも食後のケーキが付く。
 暦が元に巡って満3年、生き返って6年目になる。血液検査で数か所が正常値をはずれているが、体調は良く、改めて感謝の言葉を思い出す日となった。お酒も普段より少したしなみすぎか・・・。つくづく健康の有り難さを知る昨今だ。

 元気で孫の成長を見ることができる幸せを思う。
 入学式に武琉君の新調したスーツを試着させた。前歯2本が抜け、「笑わないでしっかり」と賑やかな声が飛ぶ。ランドセルを背負い、緊張しながら立つ武琉君の姿が何より嬉しかった。

 今日は入学式、伸び伸び、楽しい小学校生活を祈る。
 1週間は午前中で帰宅、もう来週からは給食が始まるという。


春を探した

2009-04-05 | 自然観察


ようやく春の温かさを背に受けながら、土が恋しくて枯れた落ち葉を除けた。
キクザキイチゲが白いつぼみをもたげていた。この、寒さに目ざめた新しい純白の花びらは、明日開くだろう。
 待ち遠しかった萌え出る春を探した。
 数時間庭にいて花粉症がひどくなった。まだまだ花粉は飛んでいるようだ。 

○チオノドグサの青花が下向きに咲く白い花より一足早く開いた。
○ウメは小田原小梅がそろそろほころびそうだが、高田、豊後はまだ硬い。
○大きなつぼみを見せていたツバキが、陰の方ですでに紅の八重の大輪を咲かせていた。
○ようやく紅く色付いたアオキの大きな実はほとんど無くなっていた。鳥の仕業だろう。





懐かしいマンガ

2009-04-04 | 文芸
         マルコ

 娘がときどき孫たちにDVDを借りてくる。今回は、「プリキュアファイブ」「仮面ライダー」そして、劇場版の「母をたずねて三千里」だ。
 懐かしい「母をたずねて三千里」を一緒に見た。あのテーマ曲の歌がなく、少し物足りなかったが、不覚にも涙を流してしまった。
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「草原のマルコ」

はるか草原を ひとつかみの雲が あてもなくさまよい とんでゆく
山もなく谷もなく 何も見えはしない
けれどマルコ おまえはきたんだ アンデスにつづく この道を
さあ出発だ 今 陽が昇る
希望の光両手につかみ ポンチョに夜明けの風はらませて
かあさんのいる あの空の下 はるかな北を めざせ
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 ネットで調べたら、フジテレビ系の世界名作劇場枠で「母をたずねて三千里」が放送されたのが1976年と言う。長男がまだ4才のころだ。でも、おそらく再放送されていたのだろう、子どもたちの成長とだぶって思い出された。娘に聴いたら、あまり記憶にないらしい。覚えているアニメでは、「ふしぎな島のフローネ」「キャンディ・キャンディ」「ミツバチマーヤ」などを挙げた。
孫たちが、いま毎週見ている番組は、ドラえもん、仮面ライダー、シンケンジャー、それにプリキュアファイブなどだ。それに比べると、アニメ、そしてやはり世界名作はいいと思う。そうそう、宮崎作品も。

 誕生やクリスマスのプレゼントは決まってそれらのフィギィアーのおもちゃだ。結構な値段で親も大変だ。また、武琉はいつも格闘シーンを真似てじいちゃんに戦いを挑む始末、日本中の子供が追い求めるアニメの影響はいろいろと大きい。

我々が小さいころはテレビなどない時代、ラジオの赤道鈴之助か。でも小学生のころは床屋さんに行くと、月刊誌の「少年画報」「冒険王」「少年」などで「鉄人28号」「天馬天平」などのマンガをよく見ていたことを思い出した。そう言う意味では、時代は変わってもさほど変わらないかも知れない。



4月の雪

2009-04-02 | 日々の生活

 朝カーテンを開ける。庭は真っ白、湿った春の雪が5,6センチ積ている。
 この春は彼岸が明けたころから寒い日が続いていた。ここ数日、夜の間に雪が降り、真っ白な世界に春の陽が射す、そんな日が続いていた。

少し膨らんだ庭のウメのつぼみも冷たそうだ。満開のサザンカも何度雪に覆われたことか。散歩道に顔を出し始めたツクシが雪に埋もれ、また違った春の風情がほほえましく見えた。

 朝の散歩から戻り、息子へ電話した。郡山からの高速道を通勤している息子に雪道の注意を促した。多分猪苗代近辺はかなりの積雪ではないだろうか。もっとも。高速道はすぐに融雪剤を撒くし、気温もそう低くはないので心配はないが・・・。

 思い出すのは昭和53年4月、川俣から会津若松へ引っ越してきた翌日が大雪だった。信州から妻の両親が手伝いに来てくれていて、当日は東山温泉に泊まる計画でいた。
 この膝の高さまでの積雪はたしか4月3日だったかと思う。突然の大雪にタイヤ交換を済ませたばかりの車を出せず、タクシーを呼んで行った覚えがある。

いつも、季節の天候に一喜一憂しながら月日は過ぎ去っていく。
そこまで来た春が足踏みしていたが、明日からは春らしい温かさになるらしい。

日記@BlogRanking

日がな一日 孫と遊ぶ

2009-04-01 | 日々の生活
    しっとりした朝のサンシュユ


  日がな一日、春休み中の孫と遊ぶ。春らしい陽に誘われ、午前中は庭で遊ぶ日課だ。
10時を廻ると、庭にシートを敷き、テーブル、座布団を出してお茶の時間になる。孫たちと妻と愛犬ラックとの、毎日ののどかなひとときになっている。
 傍らのバードテーブルにはヒヨドリが来ている。

良寛は「子供の純真な心こそが誠の仏の心」と解釈して、子ども達と遊ぶことを好み、かくれんぼや、手毬をついたりしてよく遊んだという。
この里に 手毬つきつつ 子供らと 遊ぶ春日は 暮れずともよし」と詠っている。私も同じ心境で、こんな一日一日でいいと思っている。
また、「人の子の 遊ぶを見れば にはたづみ 流るる涙 とどめかねつも」という歌を見つけた。小学生になる武琉君、年中になる萌香ちゃんの遊ぶ姿を傍観しながら,時に複雑な思いが込み上げて来ることがある。けなげに遊ぶ子供らに幸あれと願う。

 4月の始まり、今朝ははしっとりした雨降りだ。庭の温度計は4度、しばらくぶりに温かい朝を迎えた。昨日は、6日に入学を控える孫を連れて、小学校までの通学路を歩いた。集団登校だが、一度練習だ。約1キロほどあるか、ばーちゃんは「ちょろちょろするな」などいろいろ注意をしながら学校まで行った。

 
 【子どもたちも卒業した小学校から 磐梯山】

 それぞれに新しい生活が始まる早春の庭に、静かに流れる時を実感している。