エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

ヒヨドリ  寒い節分

2010-02-04 | 日々の生活

 
 今日は節分、冷凍庫に入ったように寒い一日だった。枝に積もった朝方の雪も消えなかった。

 枝に刺したリンゴにヒヨドリがきている。墨絵の世界に一つの潤いだ。
甘いものが好きなのだろう、我が家のミカンやリンゴを刺した梅の枝によく来てくれる。
カーテンの陰から望遠で撮った。

 (2006.4.22 撮影)


名前の由来だろう、「ヒーヨ ヒーヨ」と鳴き合ってゆっくりしている。何ともキリッとした愛らしい鳥だ。
 記憶に残っていた印象的なヒヨドリの写真をHDで検索してみた。いつか、くちばしの周りに黄色い花粉をいっぱい付けて庭に来たヒヨドリだった。
 いつもの冬より少ないような気がするが、春の個体数が多いようだ。
 図鑑には留鳥とあった。でも北部の個体群は秋に十~数百羽の群れで南下し、春にまた北上するとあった。

 夕食前にみんなで豆まきをした。孫たちがそれぞれ学校、幼稚園で作ってきた、紙で折った枡に、殻付きの落花生をたくさん入れて部屋を回った。
 武琉くんは騒ぎ鬼を、萌花ちゃんは泣き虫鬼を、大きな声で追い払った。
 恵方巻きにあやかり、夕飯は巻き寿司だ。早速、福が舞い込んできたように賑やかに、楽しい夕食となった。
(2010.2.3)



 


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イチゴ大福のデザイン 

2010-02-03 | 食文化

 娘が、太郎庵の「季節の和菓子」をいただいてきた。
 箱を開ける前にいい香りがしたが、開けてびっくり玉手箱だった。
 白いクリームにイチゴが乗っている、・・・そう見えたが、白あん入りの半分に切られた大福に挟まれ特大のイチゴが真ん中に乗っている。
今までのイメージを一変した、初めて見るイチゴ大福だった。
 おいしい芸術作品を一かじりした。
 ほのかにイチゴの香りと甘さ控えた大福がマッチして、とてもおいしかった。
 初めての珍しい、すばらしいデザインのイチゴ大福に舌鼓を打った。


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愛宕山神社に詣でる

2010-02-02 | 街中散歩


 天気予報に反して、10時を過ぎるころ冬の日がまぶしく当たってきた。
数日家にこもりっきりだったので、外の空気を吸いに久々の散歩に出た。
ついつい足が伸び、旧道の石柱に誘われ、愛宕山神社にお参りとなった。
 昨年のNHK大河ドラマ「天地人」の幟が立てられる階段をゆっくり登った。
ときどき老齢の身を意識した。病後の足腰をいたわるように、誰一人訪れる人ない静寂のなか、長い階段を登りって社殿に参拝した。さぞかし霊験あらたか、お守りくださるだろう。

 すっかり健康になったのに、着実に歳をとっていることを悟らざるを得なかった。
 踏み固められた残雪に足を滑らせないように注意しながら、階段を下りた。
 さぞかし混み合ったであろう、初詣の風景を想像しながら、すがすがしさを感じながら。

直江兼続の甲冑のある「愛」は愛染明王を表したものといわれ、愛の文字から恋愛や夫婦愛に通じ、怒りと武器を持つ姿は、戒めを示したものとされている。愛宕神社は、武運の神様で、兼続の屋敷から300mの場所にあったが、寛永10年(1633)に現在地に移されたという。
ゆっくり3時間の外出となった。運動不足を3日分は解消したか。帰りは体力の衰えを感じたが、心地よい疲れだった。(2010.2.1)


賢人に学びたい

2010-02-01 | 文芸
                         【ブログ 「吉田道昌の学舎」】

 昨日しばらくぶりの感動があった。先頃、朝河貫一についてその人生を学び始め、ネット検索で一つのすばらしいブログに行き着いた。信州安曇野の大地で、自然を見つめ、教育を考え、世界を思考するブログは「「吉田道昌の学舎」http://d.hatena.ne.jp/michimasa1937/、カテゴリーは30数個 、管理者の興味、関心事から人柄までもがわかるような気がした。
 自分もこんなブログを目指したいが、若かりし日々の学び少なければ、とあきらめる。
 しばらくカテゴリーごとに、すばらしいブログをたどった。

 そして、朝河貫一と同時代に生きた新渡戸稲造、内村鑑三やなどの、次々に派生する人物伝を概観してみた。いつか訪ねた安曇野の研成義塾・井口喜源治記念館でのパンフレットを本棚から探してきた。ブログにある清沢洌を初めて知った。また、安曇野の生んだ臼井吉見も思い出した。そうそう荻原碌山からももう一度学びたい。
 これからじっくり「賢人」の生き様を見つめ直してみたいと思っている。



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