中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

二度目の高原川

2009-05-02 12:00:47 | 渓流&管理釣り場での釣り
 岐阜県高原川へ今期二度目の釣行だ。

 前回から10日経った後の釣行だったが、釣行日の前々日から前日にかけて現地の上流部では天気は何と雪が降っていたらしい。このところエサ(川虫=キンパク)の入手でお世話になっている「宝フィッシング」http://www.geocities.jp/takaraf/の情報では、ここ2、3日、朝の気温が低い影響で水温が下がり気味だという。昼間に気温が上がっても穂高方面の高所↓
                 
からの雪代(雪解け水)が出てまた下がるという状態になっており、渓魚の喰いが渋いそうだ。しかしながら、負の条件はあるものの、魚影の濃いところでもあるし「行けば何とかなるさ」と楽観的な気分で現地へと向かった。

 現地に着くと寒い寒い。それもそのはずで到着寸前に国道沿いの気温表示に目をやると、何と-2℃を示していたのだ。
 仮眠後、夜明けと共に行動開始。今回の一箇所目は高原川本流の上流部にある「笠谷の出会い」↓
                  
という、比較的有名なポイントだ。ことわっておくが「出会い」というのはソコに行けばロマンチックな事が起こる場所ではなく、川と川とが出会う合流部のことを指す言葉だ。したがって、この場合は高原川と笠谷が合流する部分ということだ。

 まずは気になる水温をチェック。何と5℃を指しているではないか!。こんな時はとりあえず流れが速すぎるところに魚が出てきてはいないだろうと予測し、入渓地から少し下流に「早過ぎず、遅すぎず、ある程度の水深がある」という条件が揃う適当な場所↓
                  
を発見し、ソコへと向かった。

 流れの中に点在している、大きめの底石の後ろ側を探っていくとすぐにアタリがあり、22cmのイワナ↓
                  
をゲット。予想していたよりもすぐに反応があったので、幸先良いスタートが切れた。

 ここから徐々に釣り上がってゆく。試しに浅いポイントにも仕掛を打ち込んでみるが、水温が低いので予想通り渓魚の反応がない。そこで、辺りを見回して一番深いところから順に仕掛を入れてゆき、反応をみる。反応があればアタリが途絶えるまでソコを攻め、それが無くなれば次のエリアへ移動する作戦をとった。
 何度かの移動後、淵とは呼べないまでも、水深が深めの部分にある流れ込みの泡が消えるところ↓
                  

を流していた仕掛にアタリがあった。
 シャープな引きを味わいながらゲットしたのが、本日の初、23cmのヤマメ↓
                  
だ。

 随所で立ち止まり、同じ要領で釣ってゆくとポツポツながら流れ込みの流芯筋からはヤマメ、流芯脇からはイワナが追加できたが、最大で23cm止まり。サイズに関してはやや不満が残り、数もそんなに出ていないが、この状況下では仕方がないような気がした。
                  
                  
                  
                  
                  
                  

 しばらく釣り上がって行くと前回入渓した吊り橋↓
                  
が見えてきた。このまま釣り上がれば前回と同じエリアに入るが、ワタシは、日にちが経たないうちに同じポイントに入って同じようなことをする=アホの一つ覚え?をするのがキライな性格なので、ココで本日一度目の脱渓を決意した。

 この日のキーワードは「深めの水深」だった。そこで神岡町内に向かう川沿いの国道から見える淵を探しながら移動をしたが、その最中に車窓から見付けた場所が二度目の入渓地(=岩井戸付近)だ。
                  

 いざ入ってみると予想に反してアタリがない。ココまでエサは前回同様にキンパクを使っていて反応が良かったのだが、何かの本で読んだ「淵狙いはミミズ」という言葉を思い出し、早速「ミミズ通し」という器具を使って装着してみる。↓
                  

 読んだ本は正確だった。真っ昼間という条件の中でもココでもアタリがあって更にヤマメを追加していった。
                  


 一度宝フィツシングに立ち寄って情報収集。「この寒さが来る前に浅井田ダムの下で40cmオーバーが出ていたよ。」と聞く。土産分の魚はある程度揃ったので、ここからは大型の一発狙いということで、そのダム下↓
                  
に向かった。

 しかし、河原に降りると、先行者が居たのでココでは竿出しをせず、次の機会のためにポイントの目通しをしておくに留め、この後は更に下流へ下ろうと考えた。とは言うものの、せっかく川に降りたので試しに川底の石をめくると事前の調査では下流域で有効だと聞いていた川虫=クロカワムシ↓
                  
が多く居たので、しばらく時間を掛けてそれを補給した後、この場を立ち去った。

 この日最後の入渓地は神岡町市街から更に下流へ下った割石地区だった。

 この地区は、その名の通り大きく割れた岩がゴロゴロと転がっているエリアだ。国道は川筋のかなり上を走っているので、上を見上げないという条件付きではあるが、連続する淵と流れ込み、そして巨岩が作る風景には何か神秘的な雰囲気が漂っている。
                  
 事前の下調べでは、ウグイやニジマスなどの外道も多いが、ウマく釣れば体高のある幅広本流ヤマメの良型が出るというので、気合いを入れての入渓だ。

 これまで釣った上流部よりも水温は高そうなので、とりあえず、瀬の中を釣ってみるが、反応が無い。ならば上流と同じように流れ込み狙いに替えると、すぐにアタリがあってニジマス↓
                  
をゲットするが25cm程しかなく、何匹か連続して簡単に釣れてしまうので、何だか物足りない。

 ここから入渓地点である左岸側からは上流には上れず、対岸にも渡れそうな浅瀬がないので、ココはワタシ一人の貸し切り状態を良いことに釣り下ることにした。
 巨岩を越えて進んで行くと、淵への流れ込みを発見。↓
                  
 落ち込みの先は水深があるので、やや重めのオモリ=2Bを装着し、ハリにはクロカワムシを刺してココをじっくりと攻めること数投目、流れに乗って下流へ向かった目印がそれまでとは違う雰囲気で止まった。「アタリだ。」と思い、即アワセ。サイズはそうでもなさそうだが、結構引く。余裕はあるものの、ココは慎重に相手をなだめつつゆっくりと時間を掛けて玉網へと誘導した。無事に取り込んだのはサイズは25cmしかないが、狙って釣った体高のある待望の本流ヤマメなので、正直嬉しい。
                  
                  
 
 その後は外道を釣りつつ、もう一度同サイズを追加し、最後はこんな下流には居ないだろうと思っていたイワナ↓
                  
で締めくくり、この場を後にすると、この日の釣りが終わった。

 この高原川、上流から下流まで変化に富んだ様々な渓相があり、奥が深い。更に支流もあるのでフィールドも広い。今後はその支流を含めて色々な表情を楽しんでみたいと思っている。次回の釣行も楽しみだ。
コメント
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