■紅葉谷へ■
昨年の同時期に訪れた裏六甲にある「紅葉谷」へ、家族揃って出掛けることになった。
紅葉谷とは、有馬温泉にある、ロープウェイの山麓駅近くから六甲山頂へ向かって沢沿いを登るハイキングコースだ。
●麓は紅葉の最中だった●
寄り道をしなければ、六甲山頂付近へは2時間ほどで着いてしまうが、どうしても見所である滝への道へ行きたくなるので、それを加えると、3時間近くになってしまう。勿論、我ら家族は滝も見るコースをたどることにした。
●コース途中からは冬枯れの様相に近い●
■年齢差を感じる瞬間■
親の感覚としては、ついこの間までは肩車をして歩いていたような感覚でいたのだが、息子も早、中学生になっている。息子が少し頼もしくなったのか、それともコチラが衰えただけなのかは解らないが、毎日の通学路で鍛えられた足は、もはや親のレベルを追い越して息を切らすボクを尻目にスタスタと歩いている。そしてボクとは違って細めの妻も足の負担が軽いのか、息子と共にボクとの差を広げながら歩いてゆく。
「待ってくれ」とは意地でも言いたくはないので、コチラも頑張るしかない。そうこうしている間に、百間滝(ひゃっけんたき)と似位滝(にいのたき)への降り口の分岐を左折して降りて行く。
■水量が少なかったが…■
滝への道でも特に面白いスポットは百間、似位の両滝自体もさることながら、百間滝の落ち込み口=正にここから滝が始まる位置の真上に立てることだ。それを是非女房子供に見せてやろうと意気込んでいたのだが、今年は水が少なくて期待はずれに終わってしまう。
●昨年は、これだけの水量があったのだが…●
しかし、「裏六甲にこんなモノがあったのか」と、滝本体には感動してもらえたようだ。
●百間滝●
●似位滝●
■ロープウェイ乗り場へ■
滝に降りたコースを逆に上り、本線へ戻ると、再び紅葉谷を歩き始める。このコースは最期の区間が一番急なので、疲れがピークに達するが、軽量組の二人はスイスイと昇って行く。対する重量級のボクはへばり気味になる。
●笑顔が出ない…●
ジグザグのスイッチバック調に登る区間を過ぎればそこがコースの終点になる。そこから先は車道を歩いてロープウェイ乗り場へと向かう。何しろ出発が2時過ぎだったので、このままハイキングコースを引き返すと途中で暗闇に迷い込んでしまう恐れがあるから、帰りはロープウェイに乗って、上空から夕日と紅葉を同時に楽しむ算段だったのだが…。
●ロープウエィ乗り場●
残り少なくなった紅葉と山頂観光をする人で乗り場はごった返し、40分待ちの状況だった。そして、やっとの思いで乗り込んだ頃にはあたりは真っ暗で何も見えず、高い料金に見合うだけの「観光」は出来ずに麓まで降りるハメになった。
●乗り場の様子●
■老後の楽しみ■
今回は突然の空き時間を使った企画で、親子でのハイキングを試みたのだが、思いのほか喜んでいたのは妻であった。昨今は中高年の間でハイキングが流行っているというが、何年か後、あるいは来年あたりには夫婦でハイキングを楽しむようになっているのだろうか?。そんなことを思いつくあたりは、何だかフツーのオジサンになってしまった感があるが、「コレはコレで喜ぶべきことなのだ」と、解釈しておこう。
昨年の同時期に訪れた裏六甲にある「紅葉谷」へ、家族揃って出掛けることになった。
紅葉谷とは、有馬温泉にある、ロープウェイの山麓駅近くから六甲山頂へ向かって沢沿いを登るハイキングコースだ。
●麓は紅葉の最中だった●
寄り道をしなければ、六甲山頂付近へは2時間ほどで着いてしまうが、どうしても見所である滝への道へ行きたくなるので、それを加えると、3時間近くになってしまう。勿論、我ら家族は滝も見るコースをたどることにした。
●コース途中からは冬枯れの様相に近い●
■年齢差を感じる瞬間■
親の感覚としては、ついこの間までは肩車をして歩いていたような感覚でいたのだが、息子も早、中学生になっている。息子が少し頼もしくなったのか、それともコチラが衰えただけなのかは解らないが、毎日の通学路で鍛えられた足は、もはや親のレベルを追い越して息を切らすボクを尻目にスタスタと歩いている。そしてボクとは違って細めの妻も足の負担が軽いのか、息子と共にボクとの差を広げながら歩いてゆく。
「待ってくれ」とは意地でも言いたくはないので、コチラも頑張るしかない。そうこうしている間に、百間滝(ひゃっけんたき)と似位滝(にいのたき)への降り口の分岐を左折して降りて行く。
■水量が少なかったが…■
滝への道でも特に面白いスポットは百間、似位の両滝自体もさることながら、百間滝の落ち込み口=正にここから滝が始まる位置の真上に立てることだ。それを是非女房子供に見せてやろうと意気込んでいたのだが、今年は水が少なくて期待はずれに終わってしまう。
●昨年は、これだけの水量があったのだが…●
しかし、「裏六甲にこんなモノがあったのか」と、滝本体には感動してもらえたようだ。
●百間滝●
●似位滝●
■ロープウェイ乗り場へ■
滝に降りたコースを逆に上り、本線へ戻ると、再び紅葉谷を歩き始める。このコースは最期の区間が一番急なので、疲れがピークに達するが、軽量組の二人はスイスイと昇って行く。対する重量級のボクはへばり気味になる。
●笑顔が出ない…●
ジグザグのスイッチバック調に登る区間を過ぎればそこがコースの終点になる。そこから先は車道を歩いてロープウェイ乗り場へと向かう。何しろ出発が2時過ぎだったので、このままハイキングコースを引き返すと途中で暗闇に迷い込んでしまう恐れがあるから、帰りはロープウェイに乗って、上空から夕日と紅葉を同時に楽しむ算段だったのだが…。
●ロープウエィ乗り場●
残り少なくなった紅葉と山頂観光をする人で乗り場はごった返し、40分待ちの状況だった。そして、やっとの思いで乗り込んだ頃にはあたりは真っ暗で何も見えず、高い料金に見合うだけの「観光」は出来ずに麓まで降りるハメになった。
●乗り場の様子●
■老後の楽しみ■
今回は突然の空き時間を使った企画で、親子でのハイキングを試みたのだが、思いのほか喜んでいたのは妻であった。昨今は中高年の間でハイキングが流行っているというが、何年か後、あるいは来年あたりには夫婦でハイキングを楽しむようになっているのだろうか?。そんなことを思いつくあたりは、何だかフツーのオジサンになってしまった感があるが、「コレはコレで喜ぶべきことなのだ」と、解釈しておこう。