これで今期5回目。前々回に生涯目標の30kgオーバーを釣ってしまったので、「あしたのジョーの最終回」のごとく、髪が真っ白になって燃え尽きるかと思ったが、なんのその。「今日はそこそこサイズでイイや。」と思いつつ、いつもの日本海41さんに乗船すべく、舞鶴東へと向かった。
出船して1時間と少しが経って今回も第1エリアに立ち寄ったものの、潮流が南から差していて完全フカセ釣りで入っていた他船との位置関係からポイントに入り辛く、早々と断念し、第2エリアへと向かった。そこでは200号のオモリでバランスが取れる程度の潮流が西から差していた。
今回は、この釣りが初めての釣友を伴っていたので、レクチャーを開始。そんな矢先に右隣の釣友がすぐに前アタリをキャッチした。しかし、食い逃げでゲットならずだった。
「残念だったね。」なんて会話をしていると、今度はボクのロッドが「ゴンッ!」と、ゆすられた。
「前アタリか?」と思い、右手でロッドのリアグリップを掴んだ瞬間、そのまま「ドカンッ!」とロッドが根元付近からヒン曲がっていった。
「デカイかも?」と、思いつつ、左手でフォアグリップを掴んだのだが、左横方向に走っていたらしく、キツく締めていたハズのクランプの中でロッドがグニッと回転していた。変な方向に力がかかっていたクランプをやっとの思いで外しても、今度はリールのハンドルが右斜め下に向いて変な体勢となってしまった。
クエを掛けたら今回は電動リールのスロットルに絶対に触れずにおこうと思っていたのだが、ハンドルを掴み損なったので、一縷の望みを持ってスロットルを入れてみたのだが…。予想通りにボクの甘えは受け付けてもらえず、「ギュイーン、ガガッ」という音と共に巻き上げが停止してしまった。
そのままモタモタしていると根ズレでヤラれてしまうので、ラインは出さないままに、必死の思いでロッドを立てつつ、タメを作って、相手の頭をこちらに向けさせ、兎にも角にもファーストランを耐え凌ぐことに成功した。
なんとか体勢を立て直して、以後は船の上下動を利用しながら手巻きで反撃してゆくと、相手は徐々にオトナシクなっていった。
同時にこちらも落ち着きを取り戻してテンションを一定に保つことを心がけながら徐々に手巻きのままで距離を詰めてゆく。
すると、ボ~ッと白い影が浮上し、その姿に本命の30kg近いサイズだと確信した。
そして自らハリスを手繰った後に、船長の持つギャフが入って船上に引きずり上げられた。
前回ほどではないのは解っていたが、それでも結構なサイズで、滑車に装着したハカリで計測すると、27.8kg(+0.4kg程度のブレ有り)。体高は高く、横幅はやや引き締まった、釣った本人とは真逆の筋肉質風のクエで、歴代2位の記録となった。
●揺れてブレるが…●
●嬉しい今期3本目●
●スケール計測で125cm●
次いで左隣の釣友のロッドが絞り込まれたのだが、そろそろリーダーが見えようかというところでスッポ抜け。そこそこサイズだっただけに悔やまれたが、開始早々から3回連続のアタリだったので、「今日はどないなってんね~ん!。」との思いで船上は期待に満ち溢れていたのだが…。
しかし、「クエ釣りあるある」だが、後にも先にもこれっきり。それからの4時間はアオリイカすら激シブの、「なんにも無~い」で納竿時間がやってきた。
どうにも出来過ぎの9月が過ぎようとしているが、この先どうなることやら…。後が怖い。
■使用タックル■
ロッド=ゴクスペ・制覇スタンディングSP180・200-400号
リール=シマノ・フォースマスター6000(110mmパワーハンドル付)
ライン(PE)=ロンフォート・オッズポート12号
リーダー=バリバス・オーシャンレコード320LB(90号)
ハリス=バリバス・オーシャンレコード300LB(80号)
チモト補強=よつあみ・ダイポリ(旧ダイニーマ)ノットⅡ 40号
ハリ=がまかつ・管付クエ(モロコ) 40号
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