■約20年ぶりのスキー場■
前週に引き続き、連休最終日の1月10日にスキー場へと向かった。今回は長野県南部の木曽地方にある「やぶはら高原スキー場」へ友人家族を伴っての訪問だ。
このスキー場は、ボクが若かりし20代中盤の頃によく通い、当時はホームゲレンデに近かった存在であったが、月日は流れて約20年もの間「ご無沙汰」していた。
このスキー場はトップ部の標高が1689m、ボトム部の標高が1100mの中規模ゲレンデであり、コース長もほどほどで滑り応えがあるにもかかわらずスキー・ブームだった当時でも空いた感があり、穴場的存在だったが、今はどうなっているのだろうか…。
●ご覧の通り、コース・バリエーションは結構ある●
●大人のリフト券は¥4200也●
穴場になるのは理由があった。関西や名古屋方面からアプローチするにも、当時は最寄りであった中津川インターを降りてから国道19号を1時間半近く走らなくてはならなかったのだ。その方面から向かう場合、当然ここより近距離にも中規模スキー場が何カ所もあるし、塩尻インターで降りれば比較的近い距離にある関東方面側からのアプローチであっても同様に、中規模スキー場は何カ所もある。したがって大都市圏からの「日帰り」スキー場では最遠に近い存在であったからだと思われる。
しかし、現在では伊那市と木祖村とを結ぶ「権兵衛トンネル」が開通し、伊那インターから30分程度で到着できるようになり、便利さは増している。そのうえ、当時は無かったデダッチャブル式のクアッドが2本も架けられてゲレンデ内の高速化も図られているので、魅力は更に上がっているのだ。
■各ゲレンデ&コースの様子■
このスキー場のゲレンデ構成は、最下部の超緩斜から上級者向けの非圧雪&コブ斜面まで一通り揃っているから、自分のレベルに合わせてセレクトできるし、斜面の角度も上部に向かうほど徐々に急になるので、段階的にステップアップが可能だ。したがってファミリーでの訪問時にも安心で最適なスキー場の一つだと思う。更には日本海沿岸で吹雪いている状況であっても内陸部にある分だけ晴天率が高い方であるし、気温が低目に推移するのでコンディションの良い日が多いのも嬉しい限りだ。
●ショートターン向きの整地されたバーン●
●高速の大回りターンが面白い、幅広なバーン●
●上級者向けの急なコブ斜面●
また、晴れた日であれば山頂からの眺望が素晴らしい。すぐ近くにある御岳(おんたけ)は勿論のこと、遠く穂高連峰までが見渡せるのだ。
●雄大な御岳●
●中央部は穂高方面の山々●
●御岳信仰のある当地ならではの、御嶽大社の鳥居●
■魅力あるスキー場の一つだが…■
以前に比べてアプローチが楽になり、施設も小綺麗になったうえに輸送力までもが上がっているにもかかわらず、訪れる客は減り続けているようだ。その結果、ご多分に漏れず、このスキー場でも経営が厳しい様子がありありと現れている。それは廃業している食堂が垣間見えることと、数年前には上部にあったハズのパノラマコース横に沿うリフトの座席が撤去され、この先動くことは無さそうな気配であったことだ。特にリフト廃止の影響は大きい。このおかげで最上部に向かうのは大きく迂回し、そう早くはないペア・リフトを3本乗り継がなくてはならないのだ。コレは不便であり、スキー場全体の流れが寸断されて繋がり感が希薄になっているのだ。
しかし、暗いニュースばかりではない。日帰り圏内のスキー場は、ことのほかマナーに関するトラブルが多いと聞くが、このスキー場内ではその一端も垣間見られず、混雑度を含めて多くの部分で快適であった。これは、この日に限ったことかも知れないが、高く評価出来る点だった。更にはゲレンデ内の人口密度が低いので、少々スピードを上げても危険が少ないのがボク的には有り難いことだった。特に午後3時以降は何故か帰る客が多く、ゲレンデはガラガラ状態になり、最終的には我々グループの貸し切り状態になるほどであった。
また、この日は気温が終日氷点下だったために雪質は最高に近いコンディションだったが、低温傾向が続く今シーズンは、このコンディションが長い間維持されるであろう。
3連休中でも混雑せず、楽しく快適なスキー場が、関西からは4時間強、名古屋からは2時間強、東京からは3時間弱の距離にあるのだ。高速の休日割引制度を利用すれば財布の負担も少なくて済むだろうから、休日、近場のスキー場で起こっているという混雑に嫌気がさしている人達には、一足伸ばせばこんなスキー場があることをお知らせしておきたい。当然スノーボードも全面滑走OKなのだ。
「早く行って、もう少し盛り上げてあげないと、無くなっちゃうかも知れないヨ!。」
前週に引き続き、連休最終日の1月10日にスキー場へと向かった。今回は長野県南部の木曽地方にある「やぶはら高原スキー場」へ友人家族を伴っての訪問だ。
このスキー場は、ボクが若かりし20代中盤の頃によく通い、当時はホームゲレンデに近かった存在であったが、月日は流れて約20年もの間「ご無沙汰」していた。
このスキー場はトップ部の標高が1689m、ボトム部の標高が1100mの中規模ゲレンデであり、コース長もほどほどで滑り応えがあるにもかかわらずスキー・ブームだった当時でも空いた感があり、穴場的存在だったが、今はどうなっているのだろうか…。
●ご覧の通り、コース・バリエーションは結構ある●
●大人のリフト券は¥4200也●
穴場になるのは理由があった。関西や名古屋方面からアプローチするにも、当時は最寄りであった中津川インターを降りてから国道19号を1時間半近く走らなくてはならなかったのだ。その方面から向かう場合、当然ここより近距離にも中規模スキー場が何カ所もあるし、塩尻インターで降りれば比較的近い距離にある関東方面側からのアプローチであっても同様に、中規模スキー場は何カ所もある。したがって大都市圏からの「日帰り」スキー場では最遠に近い存在であったからだと思われる。
しかし、現在では伊那市と木祖村とを結ぶ「権兵衛トンネル」が開通し、伊那インターから30分程度で到着できるようになり、便利さは増している。そのうえ、当時は無かったデダッチャブル式のクアッドが2本も架けられてゲレンデ内の高速化も図られているので、魅力は更に上がっているのだ。
■各ゲレンデ&コースの様子■
このスキー場のゲレンデ構成は、最下部の超緩斜から上級者向けの非圧雪&コブ斜面まで一通り揃っているから、自分のレベルに合わせてセレクトできるし、斜面の角度も上部に向かうほど徐々に急になるので、段階的にステップアップが可能だ。したがってファミリーでの訪問時にも安心で最適なスキー場の一つだと思う。更には日本海沿岸で吹雪いている状況であっても内陸部にある分だけ晴天率が高い方であるし、気温が低目に推移するのでコンディションの良い日が多いのも嬉しい限りだ。
●ショートターン向きの整地されたバーン●
●高速の大回りターンが面白い、幅広なバーン●
●上級者向けの急なコブ斜面●
また、晴れた日であれば山頂からの眺望が素晴らしい。すぐ近くにある御岳(おんたけ)は勿論のこと、遠く穂高連峰までが見渡せるのだ。
●雄大な御岳●
●中央部は穂高方面の山々●
●御岳信仰のある当地ならではの、御嶽大社の鳥居●
■魅力あるスキー場の一つだが…■
以前に比べてアプローチが楽になり、施設も小綺麗になったうえに輸送力までもが上がっているにもかかわらず、訪れる客は減り続けているようだ。その結果、ご多分に漏れず、このスキー場でも経営が厳しい様子がありありと現れている。それは廃業している食堂が垣間見えることと、数年前には上部にあったハズのパノラマコース横に沿うリフトの座席が撤去され、この先動くことは無さそうな気配であったことだ。特にリフト廃止の影響は大きい。このおかげで最上部に向かうのは大きく迂回し、そう早くはないペア・リフトを3本乗り継がなくてはならないのだ。コレは不便であり、スキー場全体の流れが寸断されて繋がり感が希薄になっているのだ。
しかし、暗いニュースばかりではない。日帰り圏内のスキー場は、ことのほかマナーに関するトラブルが多いと聞くが、このスキー場内ではその一端も垣間見られず、混雑度を含めて多くの部分で快適であった。これは、この日に限ったことかも知れないが、高く評価出来る点だった。更にはゲレンデ内の人口密度が低いので、少々スピードを上げても危険が少ないのがボク的には有り難いことだった。特に午後3時以降は何故か帰る客が多く、ゲレンデはガラガラ状態になり、最終的には我々グループの貸し切り状態になるほどであった。
また、この日は気温が終日氷点下だったために雪質は最高に近いコンディションだったが、低温傾向が続く今シーズンは、このコンディションが長い間維持されるであろう。
3連休中でも混雑せず、楽しく快適なスキー場が、関西からは4時間強、名古屋からは2時間強、東京からは3時間弱の距離にあるのだ。高速の休日割引制度を利用すれば財布の負担も少なくて済むだろうから、休日、近場のスキー場で起こっているという混雑に嫌気がさしている人達には、一足伸ばせばこんなスキー場があることをお知らせしておきたい。当然スノーボードも全面滑走OKなのだ。
「早く行って、もう少し盛り上げてあげないと、無くなっちゃうかも知れないヨ!。」