中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

「どうなってるの?」若狭湾のメダイ

2013-03-23 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■冬場の釣り■

 これまでの冬の間、季節風を避けて和歌山方面へ向かうことも考えていたが、磯釣りとは立場が逆転して、沖釣りでは日本海側の方が魚が大きい。これは沖釣りでボクが獲った大型魚「ヒラマサ=103cm、マダイ=86cm、メダイ=91cm」の全てが日本海における記録であることが証明している。したがって、太平洋側への釣行は検討段階までは進んでも、いざとなると重い腰は上がらない。だから、どうしても冬場は「季節風の止み待ち」となって、釣行回数が伸びないのだ。
 しかし、3月半ばを過ぎると、週末ごとにやってきていた冬型の気圧配置も治まる機会が増え、日本海の海上もようやく春らしくなってきた。そんな春の一日を経ヶ岬沖で過ごしていたのだが…。


■ついにやってしまった…■

 長年、釣りをやっていると、一匹の魚を得る為の労力は様々であることが理解できる。近頃楽しんでいる沖釣りは当然ながら船長が魚の居るところまで連れて行ってくれるので、釣果が堅い部類に入る。これまで幾度となくこの釣りを楽しんだが、お世話になった何人もの船長達の、努力のお陰か、全くのボーズ(雑魚は計算に入れない)になったことはなかった。それを今回、ついにやらかしてしまったのだ。
 この日向かったのは京都府丹後半島沖にある天然魚礁の白石グリだ。このブログでも何回も紹介している近畿地方では超有名&超有望のポイント群がこの周囲にある。
 京都府と福井県にまたがる若狭湾の大場所としては他に冠島の周辺のポイント群もあるのだが、今冬は全くの不調なので、釣行当日もこの白石グリに多くの船が集まっていた。

●当日の、白石グリの様子●

 この日船長は「まずは深場から」と判断し、周囲の70~90mラインに対して魚探を掛け続けてポイントを探していた。しかし、不思議なこととに反応がほとんど無い。グルグルと廻ってようやく小さな反応を見つけてアンカーリングし、実釣がスタートした。
 僅か二投目で、同船者が25cmという、ミニサイズながらマダイをダブルでゲットしたが、期待に反して後が続かない。それどころかすぐにハリに刺したエサが全く取られなくなった。
 「おかしいな~」と、アンカーの打ち替えを船長が試みたが、既に魚影はそこから消えていた。そしてそこから、またもや少ない反応を探して周囲をうろつく羽目になってしまった。
 そして次に向かったのは瀬の頂点に近い40mラインだった。ここでは魚探に出る反応が良かったのだが、範囲の狭いピンポイント的ポイントには既に他船が占拠しており、後から来た者が仕掛を流す余裕はなく、僅か数投で撤収することになった。結果的には当日釣果のあったのは、ここで粘っていた数船だけであったのだが…。
 結局この日は移動を何度繰り返しても魚探にマトモな反応はなく、魚どころか、ハリに刺したエサすら取られない時間帯が、それ以外の時間帯よりも上回るという最悪の状態が続き、「釣った」というよりも「勝手に着いていた」沖メバルが2匹、同船者二人も始めの小型マダイ以外は25cmのレンコダイが2匹という、とんでもない貧果で終わってしまった。

●”なけなし”の釣果(カウント外)●



■なんだか変な若狭湾■

 メダイの旨さにつられ、冬の若狭湾周辺を攻め始めて2シーズン目に入った。これまであれば「メダイがメインで、それに加えてマダイや青物が少し混ざる」というのが冬場の若狭湾の釣り物と聞いていた。特にメインのメダイは70cm以上の大型混じりで50cm前後の小型を交えた“数釣り”が、今回の白石グリ周辺の他、冠島周辺、あるいはその他の天然、人工漁礁で繰り広げられていたのだが、何故か昨シーズンから釣果が減り始め、釣れる魚礁の数も減ってきているようだった。それが今シーズンに至っては白石グリ周辺意外での釣果がほとんど無いまでに落ち込んでいる。また、その釣り方は以前であれば胴付き釣りでも充分に釣果があったのが、天秤ズボしか食わなくなり、それが今シーズンでは完全フカセ以外の釣果はほとんど望めないという、より”食い渋り”に対応した釣法でしか釣果を得にくい状態へと変遷している。
 若狭湾の他地域に目をやると、メダイ釣りが盛んで専門に狙う船までが就航している福井県、小浜市周辺の乗合船でも例年を大きく下回る貧果が続いているそうだ。このため釣り客が集まらず、狙い物を変更する釣り船も現れる有様だ。
 この貧果が、自然の大きなサイクル内での悪い周期に、一時的に入ったがために起こった現象であればまだ救われるのだが、乱獲が原因で個体数が減ったのであれば事態の深刻性は増す。本当のところは魚に聞いてみないことには判断できないが、いずれにせよ今後の展開が心配な若狭湾だ。

 と、まぁ、ボーズの言い訳をたらたらと書いたわけだが、渓流釣りが本格化する4月半ばまでは沖釣りを繰り返すことには違いなく、そうこうしているうちにマダイの乗っ込みのハシリが釣れ出す時期に差し掛かるから、懲りずにチャレンジし続けるしかない。「あ~、辛っ」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする