中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

リチウム・ポリマー・バッテリーの導入 ~その1

2016-07-02 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
■とうとう導入へ■

 とある事情があって、エクストラ・ヘビー・タックル用の電動リールを、釣行するはずだった6/19に合わせて買い換えることになった。勿論以前使用していた電動リールはヤフオクで処分したので、あまり大きな出費にはならなかったが、とにかく導入したリール(次回の釣行で披露する予定)はハイパワー=電力消費量が大きいので、これまで使用していたシステムにやや不安が沸いてきた。
 リチウム系・バッテリーについては、これまでネット検索による“耳学問”をすすめてきたが、以前に「電源まわりの話」で少し触れたように“取扱には要注意”で、鉛畜バッテリーと同じ取扱感覚ではトラブルが起こってしまう。そのため、製品を発売している各社のH.P.等では、注意書きを詳しく記している。例えばDAIWAでは、「長持ちさせるコツ」、「長時間、満充電・過放電の状態を続けない」、「高温または低温環境に置かない」が記され、ハピソンに至っては、「バッテリーの取り扱い方を間違えると、引火爆発、火災、失明、火傷などのおそれがあり、機器の故障やけがなどの原因となる。」と記しているほどだ。
 しかし、要は「過充電・過放電をしない」ということと、「使用前、使用後、保管時は、それぞれに適した状態にする」といった注意点を守れということであり、それができれば「軽量・ハイパワー」という、船釣りにおける大きな戦力が手に入るということだ。余談だが、それらは釣り用のリチウム系バッテリーに限った話ではなく、例ばパナソニック社製の携帯型TVにも、バッテリーを長持ちさせるために8割充電モード」が設定されているしように、満充電の繰り返しで寿命が縮まるのはリチウム系電池一般の話であるから、充電制御機能の付いたバッテリーを選ぶか、そうでなくとも特性を理解し、ズボラをせずに自分で管理すればそんなに気にする話ではないと思う。


■FB-116■

 電動リール用のリチウム系バッテリーは、ボクが知る限りでは6社ほどが販売していているが、容量が10Ahまでのモデルが多い。大手が発売する中で最大容量の、このクラスでも、例えばハイパワー・リールの使用下でスルメイカを多点掛けするようなパターンだと最終まで持たないことがあるらしく、2個持ち込んでいる人も居るようだった。完全フカセでのヒラマサ狙いでも大型電動リールを使用する場合は、スルメイカ釣りと同様になるべく大きな容量が必要だが、1個購入するのもキビシイ中、5万円前後もするのを2個買うわけにもいかず、唯一販売されている12.6Ahモデルしか選択の余地はないかのように当初は思っていた。しかし、これも4万円台後半という価格と、ボディサイズがかなり大きいことが気に掛かり躊躇していた。
 “格安”という点では、本来はバッテリー上がりの車を始動するための「ジャンプ・スターターが使えるかも?」と思って調べてみたが、一部の成功例以外の、多くの失敗例の前に諦めてしまった次第だ。
 そうやって、アレコレと迷った挙げ句に購入したのは、いわゆるガレージ・メーカーの土谷製作所(Tsuchiya Works)社製のFB-116で、型番通り容量が11.6Ahあるモデルだ。

●FB-116と、周辺機器●

 これを選んだのは、リチウム系電池についての耳学問中にたどり着いたH.P.の中では、一番詳しく特性や取扱について触れられている点と、個人的な質問に答えてくれるという、生産者とユーザーが近い点、それに、何よりも豊富なラインナップがある上に、リーズナブルな価格設定だったからだ。
 土谷製作所のH.P.(http://seabassclub.shiriagari.com/)には、リチウム系(このメーカーはリチウム・ポリマー系)の電池は、「①実釣時直前までフル充電を行わないこと、②電圧降下に限界点があってそれ以上使わないこと、③電圧上昇にも限界点があって、それ以上充電しないこと、④保管時に適した電圧があること」を守れば長持ちし、最高のパフォーマンスを発揮すること等が記されている。読めば解るが、これだけキッチリとした解説は他社にはなく、リチウム系バッテリーの購入を考えている人には一見の価値があると思う。


 これを実戦デビューさせるのは7/2の玄達釣行になる。そこでは「容量が足りるかどうか?」、「パワーは?」といったところが試されるワケだが、その辺りのレポートは追って記述してゆく。しかしながら、またもや荒天の気配が…。

コメント (4)
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