玄達瀬の釣りがとうとう解禁した。もう既に145cm(24kg)という、完全フカセでは最高記録級が出ている。ボク自身は明日、24日が初出になっているので、期待しているのだが、そのレポートは来週に。今回はまだ脳内ネタで我慢を…。
~その1から
■沈め探りパターン■
さて、前回は既に試して結果を得た釣法だが、今回はこれから試そうと思っている釣法に触れてゆく。
前回の上段で記した「ウキの負荷より重いガン玉をハリスに打って強制的に沈める方法」だが、これを磯釣りでは「沈め探り釣り」と言うが、これを使って船釣りで実釣した事はまだ無い。だが、準備はしている。
磯釣りで、この釣法を使う状況は、上潮にウキを乗せてしまうと、「潮が速い」、「二枚潮になっている」、「風が強い」等の理由で、沈み行くマキエサが流れる方向とズレてしまう場合だが、賢い良型グレはマキエサの中から外れたサシエサは警戒してあまり喰ってこないので、マキエサとサシエサの落ちるスピードと方向を合わせなくてはならないからだ。
アタるポイントが磯釣りとは違ってかなり遠く、撒いたエサをそこまで厳密に合わさなくても、と言うか合わせられなくても喰ってくる船釣りとは次元が違うが、それでも二枚潮時には底潮に仕掛を馴染ませた方が喰いが良くなる事が多い。
二枚潮対策は実際に、船釣りでも少し前に紹介した水中ウキや潮受ウキゴムを使った方法で対策している人もいるし、かく言うボクもそうしてきたが、そこ止まりだった。
沈め探り釣りをする場合の基本は「潮が速く、複雑になればなるほど」、「道糸が太ければ太いほど」大きなウキが必須とされるるので、それに倣うと、道糸が磯釣りよりも断然太くなる船釣りではかなり大型のウキが必要になり、それを何とか釣具店で探し出して現場に持ち込んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/68/02d73397427ef056b6256e3ee611dfec.jpg)
考えてみれば、中~下層の潮に馴染ませた後、ズレないようにするには潮受部を大きくするのは合理的な話なので、後は「試すのみ」だが、まだその機会は巡ってこない。
■更なる太ハリスへ■
玄達瀬ではボクの場合、道糸10号、ハリス12号を標準としているが、これまたいつか記したように、それでも手に負えずバラしてしまう事がある。ならば、もっと太くすれば良いだが、マキエサが流れる筋に仕掛を入れるには道糸が細いほうが有利なので、それに関してはこれ以上太くしたくない。よってバランスをとるためにハリスは12号としていたが、結びの強度を上げる事で今シーズンは14号ハリスの導入を予定している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/db/c04bc3827bf0c2f0ea6f84af7f852c62.jpg)
しかし、更なるハリスの号数アップが出来るよう、道糸の素材についても変更を画策中だ。
完全フカセ釣りでは、フロロカーボン製の道糸が必須となっているが、それが何故かは海水比重である1.02よりも重い1.78だからだ。(因みにナイロンは1.14前後)
「細くても強い」のが魅力的のPEラインが使えないのは、比重が0.97で、単体では絶対に沈まないからだが、最近ではニーズが多様化しているのか、PE=ポリエチレンにもっと比重の重いポリエステル等の素材を編みこんだ高比重PEなるものが一部で発売されている。
この高比重PE製の中で探してみると、ほとんどがアジ釣り用の極細タイプだったが、サンライン社のキャストアウェイというのが、ラインナップが4号までまであって「使えそうか?」と、一瞬思ったが、比重が1.05でナイロンよりも軽かった。
その後もかなりの時間を費やして捜し求めた結果、アメリカの、スパイダーワイヤーのラインナップにある「ウルトラキャスト・フロロブレイド」というのが、フロロカーボンには及ばないものの、ナイロンよりも重い1.33で合格点が与えられた。
ただしこれ、号数展開の中に約5.5号があって、見つけた際には「オッ!」と浮き足立ったが、日本国内ではブラック・バス釣り用がメインで、125ヤード(110m強)巻きしかなく、全く量が足りない。アメリカでは330ヤードまきがあるらしいのだが、現状では①=「125ヤードを3セットを繋ぐ」もしくは②=「下巻きをフロロ、中間をこのライン、リーダー部をフロロの3段構え」という、2パターンのいずれかで使用するしかない。
だが、①では継ぎ目の強度劣化が心配で、②ではリールのカウンターが正常作動しない事が心配だ。
古くから、磯のクエやGT狙いで有名な、よつあみ社のシーハンターというラインがある。これは比重が1.40で、この系統のラインとしては一番重く、号数にも5号があり、しかも50m連結なので理想に近いが、メーカーの説明ではPEラインよりも強度が落ちるとあるのに、細号数はデータが未発表なのだ。しかも吸水劣化の起こるナイロンとの混紡であるうえ、50mあたり¥1500と、高価なので、二の足を踏んでいる。
もしも?が許されるのなら、PEラインと同等の強度と耐久性を持った高比重ラインを継ぎ目無しで300mリールに巻き、リーダー部にフロロカーボンの14~16号を6~10mとった状態で玄達瀬に持ち込んでみたいのだが…。
これが実現可能なら、ハリスは16号とし、果たして巨マサがそのハリスでも喰ってくるかを見届けたいと思っている。
そんな・こんなをオフシーズンに妄想し「いつかは試してやろう」考えてきたが、明日からはとうとう本番だ。今年こそ夢の130cmオーバーに出会えるか?。ボクのチャレンジが始まる
~その1から
■沈め探りパターン■
さて、前回は既に試して結果を得た釣法だが、今回はこれから試そうと思っている釣法に触れてゆく。
前回の上段で記した「ウキの負荷より重いガン玉をハリスに打って強制的に沈める方法」だが、これを磯釣りでは「沈め探り釣り」と言うが、これを使って船釣りで実釣した事はまだ無い。だが、準備はしている。
磯釣りで、この釣法を使う状況は、上潮にウキを乗せてしまうと、「潮が速い」、「二枚潮になっている」、「風が強い」等の理由で、沈み行くマキエサが流れる方向とズレてしまう場合だが、賢い良型グレはマキエサの中から外れたサシエサは警戒してあまり喰ってこないので、マキエサとサシエサの落ちるスピードと方向を合わせなくてはならないからだ。
アタるポイントが磯釣りとは違ってかなり遠く、撒いたエサをそこまで厳密に合わさなくても、と言うか合わせられなくても喰ってくる船釣りとは次元が違うが、それでも二枚潮時には底潮に仕掛を馴染ませた方が喰いが良くなる事が多い。
二枚潮対策は実際に、船釣りでも少し前に紹介した水中ウキや潮受ウキゴムを使った方法で対策している人もいるし、かく言うボクもそうしてきたが、そこ止まりだった。
沈め探り釣りをする場合の基本は「潮が速く、複雑になればなるほど」、「道糸が太ければ太いほど」大きなウキが必須とされるるので、それに倣うと、道糸が磯釣りよりも断然太くなる船釣りではかなり大型のウキが必要になり、それを何とか釣具店で探し出して現場に持ち込んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/68/02d73397427ef056b6256e3ee611dfec.jpg)
●大型の本流釣り用ウキ●
考えてみれば、中~下層の潮に馴染ませた後、ズレないようにするには潮受部を大きくするのは合理的な話なので、後は「試すのみ」だが、まだその機会は巡ってこない。
■更なる太ハリスへ■
玄達瀬ではボクの場合、道糸10号、ハリス12号を標準としているが、これまたいつか記したように、それでも手に負えずバラしてしまう事がある。ならば、もっと太くすれば良いだが、マキエサが流れる筋に仕掛を入れるには道糸が細いほうが有利なので、それに関してはこれ以上太くしたくない。よってバランスをとるためにハリスは12号としていたが、結びの強度を上げる事で今シーズンは14号ハリスの導入を予定している。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/db/c04bc3827bf0c2f0ea6f84af7f852c62.jpg)
●使う予定の14号ハリス仕掛●
しかし、更なるハリスの号数アップが出来るよう、道糸の素材についても変更を画策中だ。
完全フカセ釣りでは、フロロカーボン製の道糸が必須となっているが、それが何故かは海水比重である1.02よりも重い1.78だからだ。(因みにナイロンは1.14前後)
「細くても強い」のが魅力的のPEラインが使えないのは、比重が0.97で、単体では絶対に沈まないからだが、最近ではニーズが多様化しているのか、PE=ポリエチレンにもっと比重の重いポリエステル等の素材を編みこんだ高比重PEなるものが一部で発売されている。
この高比重PE製の中で探してみると、ほとんどがアジ釣り用の極細タイプだったが、サンライン社のキャストアウェイというのが、ラインナップが4号までまであって「使えそうか?」と、一瞬思ったが、比重が1.05でナイロンよりも軽かった。
その後もかなりの時間を費やして捜し求めた結果、アメリカの、スパイダーワイヤーのラインナップにある「ウルトラキャスト・フロロブレイド」というのが、フロロカーボンには及ばないものの、ナイロンよりも重い1.33で合格点が与えられた。
ただしこれ、号数展開の中に約5.5号があって、見つけた際には「オッ!」と浮き足立ったが、日本国内ではブラック・バス釣り用がメインで、125ヤード(110m強)巻きしかなく、全く量が足りない。アメリカでは330ヤードまきがあるらしいのだが、現状では①=「125ヤードを3セットを繋ぐ」もしくは②=「下巻きをフロロ、中間をこのライン、リーダー部をフロロの3段構え」という、2パターンのいずれかで使用するしかない。
だが、①では継ぎ目の強度劣化が心配で、②ではリールのカウンターが正常作動しない事が心配だ。
古くから、磯のクエやGT狙いで有名な、よつあみ社のシーハンターというラインがある。これは比重が1.40で、この系統のラインとしては一番重く、号数にも5号があり、しかも50m連結なので理想に近いが、メーカーの説明ではPEラインよりも強度が落ちるとあるのに、細号数はデータが未発表なのだ。しかも吸水劣化の起こるナイロンとの混紡であるうえ、50mあたり¥1500と、高価なので、二の足を踏んでいる。
もしも?が許されるのなら、PEラインと同等の強度と耐久性を持った高比重ラインを継ぎ目無しで300mリールに巻き、リーダー部にフロロカーボンの14~16号を6~10mとった状態で玄達瀬に持ち込んでみたいのだが…。
これが実現可能なら、ハリスは16号とし、果たして巨マサがそのハリスでも喰ってくるかを見届けたいと思っている。
そんな・こんなをオフシーズンに妄想し「いつかは試してやろう」考えてきたが、明日からはとうとう本番だ。今年こそ夢の130cmオーバーに出会えるか?。ボクのチャレンジが始まる