今週はあまり時間が掛けられないので、簡単に。
■玄達瀬からの転進■
少し早い梅雨末期になって以降、玄達瀬には南からの強風が吹き、停船が続いていた。せっかくの釣行予定日を悶々とすごすのは精神的に良くない。それが2回続こうとしていた際にふと目をやると、舞鶴発の大海丸さんの予約表が奇跡的に「空き」となっていたので、慌てて飛び乗った。
行き先はいつもの春ヒラマサ場である、白石グリだが、今回は底物のクエ狙い。今春からポツポツと釣果が出ているようで、期待を膨らませての乗船だった。
昨年晩秋の20号ブチ切られ以来、チビチビと揃えてきた対応ハリス50号のタックルたち。コレを使用する機会がついに巡って来た。
■一投目から■
何とアタリは一投目、とは言っても仕掛を放り込んでから時間を掛ける釣りだけに実質はすぐにではないが、フワフワと穂先が揺れたかと思った後、一気に竿が舞い込んだ。
この釣りは、掛かった瞬間にどれだけ道糸が巻き取れるかが勝負になるため、必死になって巻き上げたが、魚の泳ぎから来る抵抗感がおかしく、案の定、正体は大型のエイだった。
「時間はあるし、いいウォーミングアップが出来た。」と思ったが、久し振りのパワー・フィッシングに、腕の筋肉には既に乳酸が満タンになってしまった。
その後は忘れた頃にサメ。
そしてしばらく間が空いて、またサメ。
と、外道ばかり。本命はこないまま、気付けば夕闇が迫る時間になった。
25年前の話だが、ボクの釣った経験では日没寸前がクエのゴールデンタイム。そしてこれがラスト一投と決めた投入に魚が応えてくれた。
フワフワと揺れていた穂先が一旦収まったかと思うと再び始まって、それが激しくなって…。そして次の瞬間に竿全体がズドンッ!と曲がりこんで行った。
渾身の力でアワセを入れ、巻上げを開始すると、地を這って突き進むような重量感に襲われた。
「ここまでは本命っぽい。」と感じていた。そして中間距離でもそれっぽい引きが…。
横で見ていた船長も「コレはもしかして…。」と言うので、何だか嬉しくなってくる。そしてしばらくのやり取りの後、リーダーを船長が掴んで、手たぐり区間に入る。
ここでも「コイツ、腹を返すような感じで浮いてきましたよ。」と言うから、その気になってガッツポーズが出そうになるのを押さえつつも、船長が、一たぐり、二たぐりする度にボクの期待は膨らんでいったが…。
それが急転直下、次の瞬間だった。「あ~エイでした。」と、残念なお知らせがボクの耳にこだましたのだ。
あまりに完璧なエイ演出の前に船長共々騙されてしまうという無常さに、ボクは精根尽きてヘタリ込んでしまった。そしてそれを機に納竿の時間がやってきた。
当日は自身25年ぶりとなるクエをゲットするに至らなかったが、パワー・フィッシングの要領や感覚を掴み直した事だけは救いだった。次回のチャレンジは初秋になると思うが、この釣りに関しても、もう少し突っ込んでいこうと思う。
■玄達瀬からの転進■
少し早い梅雨末期になって以降、玄達瀬には南からの強風が吹き、停船が続いていた。せっかくの釣行予定日を悶々とすごすのは精神的に良くない。それが2回続こうとしていた際にふと目をやると、舞鶴発の大海丸さんの予約表が奇跡的に「空き」となっていたので、慌てて飛び乗った。
行き先はいつもの春ヒラマサ場である、白石グリだが、今回は底物のクエ狙い。今春からポツポツと釣果が出ているようで、期待を膨らませての乗船だった。
昨年晩秋の20号ブチ切られ以来、チビチビと揃えてきた対応ハリス50号のタックルたち。コレを使用する機会がついに巡って来た。
●ハリスは50号!●
■一投目から■
何とアタリは一投目、とは言っても仕掛を放り込んでから時間を掛ける釣りだけに実質はすぐにではないが、フワフワと穂先が揺れたかと思った後、一気に竿が舞い込んだ。
●一投目から剛竿が曲がる●
この釣りは、掛かった瞬間にどれだけ道糸が巻き取れるかが勝負になるため、必死になって巻き上げたが、魚の泳ぎから来る抵抗感がおかしく、案の定、正体は大型のエイだった。
●大型のエイ●
「時間はあるし、いいウォーミングアップが出来た。」と思ったが、久し振りのパワー・フィッシングに、腕の筋肉には既に乳酸が満タンになってしまった。
その後は忘れた頃にサメ。
●サメ●
そしてしばらく間が空いて、またサメ。
●サメその2●
と、外道ばかり。本命はこないまま、気付けば夕闇が迫る時間になった。
●日没寸前のゴールデンタイム●
25年前の話だが、ボクの釣った経験では日没寸前がクエのゴールデンタイム。そしてこれがラスト一投と決めた投入に魚が応えてくれた。
フワフワと揺れていた穂先が一旦収まったかと思うと再び始まって、それが激しくなって…。そして次の瞬間に竿全体がズドンッ!と曲がりこんで行った。
渾身の力でアワセを入れ、巻上げを開始すると、地を這って突き進むような重量感に襲われた。
「ここまでは本命っぽい。」と感じていた。そして中間距離でもそれっぽい引きが…。
横で見ていた船長も「コレはもしかして…。」と言うので、何だか嬉しくなってくる。そしてしばらくのやり取りの後、リーダーを船長が掴んで、手たぐり区間に入る。
ここでも「コイツ、腹を返すような感じで浮いてきましたよ。」と言うから、その気になってガッツポーズが出そうになるのを押さえつつも、船長が、一たぐり、二たぐりする度にボクの期待は膨らんでいったが…。
それが急転直下、次の瞬間だった。「あ~エイでした。」と、残念なお知らせがボクの耳にこだましたのだ。
●思わせぶりなエイ●
あまりに完璧なエイ演出の前に船長共々騙されてしまうという無常さに、ボクは精根尽きてヘタリ込んでしまった。そしてそれを機に納竿の時間がやってきた。
当日は自身25年ぶりとなるクエをゲットするに至らなかったが、パワー・フィッシングの要領や感覚を掴み直した事だけは救いだった。次回のチャレンジは初秋になると思うが、この釣りに関しても、もう少し突っ込んでいこうと思う。