中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

ネタにならない釣り

2014-05-24 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■タイトルどおり…■

 今回も舞鶴から。
 出港すると前方に、補給艦「ましゅう」が航行中。

●前方を航行中の補給艦「ましゅう」●

 この船は、「対テロ特措法」に基づき、インド洋上で各国の船に補給を続け、その技術力の高さで世界に名を轟かせたことが記憶に残る自衛艦だ。

●「ましゅう」の全景●


 その「ましゅう」に見送られ?ながら向かったのは冠島。その北側にある小島周辺へ航行し、竿入れを予定していた海域に到着したのは9時半頃だった。が、しかしである。この辺りは、午前10時以前はアンカーを入れての釣りが規制されているのだが、到着した頃には入漁時間を無視するプレジャーボート(素人船頭が操船する船)が既にアンカーを降ろして釣りをしていたのだ。そのルール無視の船は10隻以上もあった。そのため、入れるポイントは少なく、仕方なしに隙間を探しての釣りを余儀なくされた。 

●小島●

 こういったルール無視をする釣り人を見ると、いつも腹立たしく、ウンザリとする。
 釣りにルールが存在するのは、例えば「一部に禁漁期間があるのは何のためか?」ということを考えると、それは産卵期に魚を保護することで、資源量を確保するという意味合いでの実施が多いことを覚えていて欲しい。また、入漁時間を制限するのは、職漁者が網入れする時間を確保することでもあるし、「ポイント確保のための競争が始まって、事故率の高い早朝や夜間に向かうこと」を防止するため=安全確保のためであることを忘れないでいて欲しい。網入れ等の作業に支障が出たり、事故が起これば更に規制が強く掛かるのはよくあることだ。つまりルール無視は「自身で首を絞めること」になるなのだ。
 漁場での優先順位は、職漁者が最上位であり、続いて遊漁船、そして最後がプレジャーボート(船釣りでない場合は個人の釣り人)になるとボクは考えている。これは、「生活が掛っているうえ稚魚放流等の『魚を増やす努力』をしているのは誰なのか?」を考えれば、すぐに判ることだと思う。
 釣り人には「魚という利」が目の前にぶら下がると、理性を失いがちになる人が一部に存在する。しかし、傍から見るとそんな姿は浅ましく写り、「自身の子供の前で、そんなことが堂々とできるのかな?」とつい思ってしまうが、当の本人達はどう思っているのだろうか…。

 とか何とか愚痴ってしまったが、結局見つけた”隙間”では潮が全く動いておらず、同船者を含めた4人全員にアタリは無いままに、小一時間で退散することになった。 
 そして、次に向かったのは大島の南側だった。一転して、ここでは福井方面から来る逆潮が走っていた。「動かないよりはマシ」との判断で、納竿までの時間を過ごしたが、結局は10号オモリを着けて250m流しても根掛かりしないような激流の逆潮では貧果しか望めず、同船者全員の釣果は、40cmに満たないマダイが僅かにあるだけで、ボクには35cmが1枚のみ、他の同船者3人の内、1人が2枚、もう1人が1枚、そしてボーズが1人という、惨憺たる結果に終わった。(その他の外道はチョロチョロ)

●35cmのマダイ…●


 「パッとしない釣り」が続く中、当日はまさしくタイトル通りの結果だったが、春期のチャンスはあと一回しか残っていない。果たして有終の美を飾ることはできるのだろうか…。
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