都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
日本人の成人の5人に1人が睡眠についての悩みを抱えているといわれます。眠れない原因としては、体の不調、環境の変化、精神的ストレスや心の病気、薬やアルコールなど、いろいろなことが考えられ、不眠への対策もいろいろです。
手足が冷たい冷え性の人の多くは、寝つきが悪いとききます。また更年期障害で顔や体が火照って眠れないということもよく聞きます。
このように体温は、睡眠と深い関係をもっているようなのです。睡眠と体温は、体内時計を通して影響しあっているそうです。
今年の夏の熱帯夜は、記録をとり始めて以来、初の連続記録であると報じられています。熱帯夜もまた、眠られない大きな原因のひとつです。
熱帯夜とは、「夜間(夕方から翌朝まで)の最低気温が摂氏25度以上のこと」です。
1日の体温の動きは、大きく分けると2つの仕組みによって調節されているといわれます。ひとつは体内時計、もうひとつは熱産生・放熱機構というものです。
体内時計は、おでこの奥のほうにある脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」にあり、体温リズムだけでなく、睡眠と目覚めなど、さまざまな生体リズムを作り出しているそうです。この生体リズムは、朝から昼、夜への1日の変化や、季節の変化に対し、効率よく適応できるように体の状態を調節しているといわれます。
熱産生・放熱機構の中心は、耳の奥のほうにある脳の「前視床下部」にあり、体内時計が時間の進行とともに設定を変化させる基準値に体温がちかづくよう、熱を作ったり、熱を体外に逃がしたりして体温を調節しているといわれます。
この2種類の仕組みによって、体温は睡眠と目覚めのリズムを調節し、睡眠もまた体温調節に関わっているのです。
睡眠が深いほど、体温は大きく低下するのです。
夜は体温が低くなります。その原因のひとつは、昼間とちがって、ほとんど体を活動させないことですが、それ以外にも、睡眠自体が体温を低下させていると考えられています。まったく眠らないでいても夜は体温が少しは下がるそうですが、眠ったほうがさらに体温は低くなるそうです。
睡眠に入ると、体温の基準値が下げられることにより、代謝が低下し、体内で生み出される熱の量(熱産生)が少なくなるため、睡眠自体が体温を下げているのだと考えられるのだそうです。
ノンレム睡眠(深い睡眠)や、とくに眠りが深い「徐波睡眠」では、体温の低下が大きくなります。
深部体温と皮膚温の動き、そして眠りやすさの段階を同時に測定すると、深部体温(体の内部の温度)が低いほど、また皮膚の温度(体の表面の温度)が高いほど、その直後の眠りやすさが強くなっています。
眠ろうとするとき、体は自分で深部体温を下げているのです。熱帯夜は気温が体温に近いため深部体温を下げられない状態になっているのです。
ではどうすれば、眠られるのでしょう。意外ですが、ぬるめの風呂にゆっくり入ることが、効果的だとされています。
風呂に入ると疲れやストレスから開放され、ぐっすり眠れることは昔から知られています。
脳生理学の観点からも、入浴は優れた誘眠剤だと言われています。
眠りにつくとき、体の深部体温は代謝量を抑えようとして低下します。体温が低下し安静状態になると自然に眠たくなるのです。
あまり知られていないことですが、風呂に入ると、体の表面温度は上がるものの、逆に深部の体温は下がり内臓の働きも鈍くなります。入浴が深部体温を下げるキッカケとなり心地よく眠れるのです。
「夏はさっぱりシャワーを浴びるほうが好き」という方も、眠りにつく1時間くらい前のぬるめの風呂をおすすめします。
水分を十分取ってください。寝ている間も、汗をかきますから・・・。
騙されたと思ってやってみてください。本当に騙されちゃった結果になった人にはゴメンなさい・・・。
したっけ。