都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「つつが虫病」からきたことばで、無事でいること、異常がないこと。
この病気の原因は、ダニの一種の「つつが虫」で、人間がこの虫に刺されると、高熱や発疹などを伴い、死亡率も高かったそうです。約40%だったともいわれます。
ここから、「つつが虫病にかからないでいる」ということが無事でいることの意味になったようです。転じて「無病息災」である意味となったそうです。
無事で生活していることを、便りで知らせる時によく使われる手紙用語でもある。と、憶えていたのですが、前記の語源は誤りだそうです。私は間違って憶えていたようです。
「恙(つつが)」はもともと「病気」や「災難」という意味で、それがない状態を指す言葉として「つつがない」という慣用句が生まれたそうです。
それとは別に原因不明の病気があり、その病気は「恙虫(つつがむし)」という妖怪に刺されると発病すると信じられていたようです。後世になってからこの病気がダニの一種による感染症(ツツガムシ病)であることが判明し、そこから逆にこのダニがツツガムシと命名されたそうです。
「恙虫(つつがむし)」という妖怪がいたとされるのであれば、「つつが虫病」語源説もあながち間違いとも言われないのでは・・・。
つつが【恙】
1 病気などの災難。わずらい。やまい。→つつがない 「事に触れて、我が身に―ある心地するも」〈源・匂宮〉2 「恙虫(つつがむし)」の略。〈文明本節用集〉
大辞泉
つつが虫(恙虫):
ダニ類の一種で、1㎜ばかりのごく微小な体で、うす赤く、無色の毛が生え、幼虫は真っ赤でもっと小さい。成虫は植物質を食べるが、幼虫は野ねずみの耳に付着し、体液を吸う。この幼虫時代に川べりの田などで働く人を襲い、つつが虫病を冒す。
つつが虫病
「つつが虫病」はダニの仲間のツツガムシによって媒介される細菌の仲間つつが虫病リケッチア(Orientia tsutsugamushi )によって起こる感染症です。野外でリケッチアを保有する有毒ツツガムシの幼虫に「吸着」されることで感染します。
日本では古くから東北・北陸地方で夏季に発生する風土病として知られていましたが(古典的つつが虫病)、戦後になって新型つつが虫病が出現し、北海道や沖縄など一部の地域を除いて全国で発生が見られるようになりました。
秋田,山形,新潟地方などの河川流域で,夏季にアカツツガムシにより引き起こされるタイプ。
2. 新型つつが虫病
北海道を除く全国でみられ,春または秋に発生するタイプ。農作業,山菜取り,茸取りの際フトゲツツガムシやタテツツガムシにかまれることにより起こるタイプ。
リケッチア【rickettsia】
細菌よりは小さく、ウイルスよりは大きい微生物の一群。リケッチア目の細菌として分類される。基本形は桿菌(かんきん)状または球状で、グラム陰性。生きた細胞内でだけ増殖する。ノミ・シラミ・ダニなどの媒介により発疹(ほっしん)チフス・つつがむし病などを起こすものが含まれる。名は発見者の一人、米国の病理学者H=T=リケッツにちなむ。
大辞泉
ツツガムシは、ダニの一種で、山林、河川敷などの草地、耕作地などの地中に広く分布しています。幼虫(体長約0.3ミリメートル)は一世代に一度、地中から出て、草の先端などで待機し、野ネズミなどが通ったときに体表に吸着し、体液を十分に吸った後(2~3日)、体表より離れ、再び地中に入り、若虫へと成長します。
発生時期は秋~初冬が最も多いが、東北地方では春~初夏にも多発する。山林、河川敷などの草地、耕地などに立ち入る際や立ち入った後に、次の事項を行えば予防につながります。
・ 素肌の露出を避けるため、長袖、長ズボン、長靴、手袋などを着用する。
・ 草の上に腰をおろしたり、寝転んだりしない。
・ 作業中に脱いだ上着やタオルなどを草の上に放置しない。
・ できれば皮膚の露出部にダニ忌避剤を塗布する。
・ 山林に立ち入った後は入浴し、体に付着しているおそれのあるツツガムシ幼虫を洗い落とす。
みなさまどうぞ、つつがなくお過ごし下さい。
したっけ。