都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
『お盆休みはどう過ごしますか?』
お盆が何のためにあるか知っていますか。ただの休日じゃありません。先祖を供養するための仏事なのです。
それが分かっていたら、「どう過ごしますか?」などという質問は愚問ということになります。すごし方は決まっているのですから。
実家へ帰る人もいるでしょう。自宅で過ごす人もいるでしょう。家族が集まって、静かに過ごす時間を持ってもいいのではありませんか。
山登りに行きます。キャンプに行きます。海水浴に行きます。なんて返事が返ってこないことを祈るばかりです。
昔は魚釣りさえ禁じられていました。生物を食べることも禁じられていました。それは、時代ですからいいでしょう。でも、海にだけは行かないで下さい。川にだけは行かないで下さい。地獄の釜のふたが開いています。
地獄の釜のふた?何馬鹿なこといってんだよと思って言う人は、先人の知恵に学んでください。この時期、海にはくらげが発生します。思わぬ大波が起こり、潮の流れも変化が激しくなります。川の水は増水する危険があります。
そういうことを、「地獄の釜のふたが開く」といって子供を守ったのです。
うらぼん【×盂×蘭盆】
7月15日を中心に祖先の冥福(めいふく)を祈る仏事。江戸時代からは13日から16日にかけて行われ、ふつう、迎え火をたいて死者の霊を迎え、精霊棚(しょうりょうだな)を作って供物をそなえ、僧による棚経(たなぎょう)をあげ、墓参りなどをし、送り火をたいて、霊を送る。現在は、地方により陰暦で行う所と、一月遅れの8月15日前後に行う所とがある。精霊会(しょうりょうえ)。盆。お盆。盂蘭盆会(うらぼんえ)。魂祭(たままつ)り。うらんぼん。《季 秋》
◆一般に、梵ullambana(逆さづりの意、倒懸(とうけん)と訳す)の音写とされるが、異説がある。
大辞泉
したっけ。
最近夜空を眺めるなどというロマンチックな心境からは遠ざかっていませんか。たまには雄大な夜空を眺めて清々しい気分になるのもいいものです。
なんていってられないくらい暑いです。眠られぬ夜が続いています。ですから・・・、朝方寝てます。
ところで、「キラ星の如く」とはよく聞く言葉ですが、何処で区切ればよいのでしょう。何処かに「キラ星」という星があって、その星のように美しい様を形容するものと思っていませんか。ですから読むときも「キラボシ・のごとく」と切ることが多いようです。
しかし、これは「キラ・ホシのごとく」のように切って読まなければなりません。なぜなら「綺羅(きら)」は「美しい衣服」のことで「綺羅星の如く」といえば「美しい服を着た人が星のように輝いて見える」という意味だからなのです。
ですから「華美をこらす」ことを「綺羅を磨く」と言います。「綺羅星を磨く」とはいいません。星は遠くて手が届きませんから、磨けません。
というか「綺羅を磨く」なんて言葉を聞いたことがないですか。ありませんよね。死語ですかね。
「綺羅を磨く」とは、衣服や調度の技巧を凝らしてりっぱにするという意味です。
美しい日本語が消えていきます。
き‐ら【×綺羅】
《「綺」は綾織りの絹布、「羅」は薄い絹布の意》
1 美しい衣服。羅綺。「―をまとう」
2 外見が華やかなこと。また、うわべを装い飾ること。「―を張る」「―を競う」
3 栄華をきわめること。権勢の盛んなこと。
辞書:大辞泉
したっけ。