団塊オヤジの短編小説goo

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都月満夫の短編小説集2

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「鼻にかける」って誰の鼻、について考える

2010-08-25 08:58:34 | 雑学・豆知識・うんちく・小ネタ

 「鼻にかける」という言葉がありますが、これは誰の鼻のことなのでしょうか。

 この言葉は、日本で生まれた言葉ではないのです。となりの国、中国から、100年余り前に伝わったものだそうです。

 Photo_5 19世紀初まで世界的な大国だった中国が、アヘン戦争に敗れたのは1842のことです。以後、中国には西洋人が多数押し寄せました。戦争に勝った西洋人たちは、中国に対して、不平等な通商条約を押し付け、数々の無理難題を吹っかけ、尊大な態度で振舞い始めました。

 Photo_4 そんななか、高慢な西洋人の振る舞いを我慢するしかない中国人の間では、「西洋人」=「鼻の高い人」=「高慢」というイメージが広がっていきました。ここから、「鼻にかける」という言葉が生まれたのです。Photo_7

「鼻が高いからって威張るんじゃないよ。」といったところでしょうか。

 いわば、西欧列強諸国に蹂躙(じゅうりん)された、当時の中国の流行語だったのです。それが、しだいに慣用句として定着し、日本にも伝わってきたのです。

 鼻の低い東洋人の劣等感もあったのかもしれません。

Photo_6

 

「鼻が高い」=「美人」=「つんつんしている」というイメージありませんか。こちらも、気をつけないといけませんね。

 「鼻高々」という言葉もありますが、鼻が高いのも大変ですね。

Photo_8

したっけ。

コメント (4)
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倉内佐知子

「涅槃歌 朗読する島 今、野生の心臓に 他16篇(22世紀アート) 倉内 佐知子 22世紀アート」

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