都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
ごまん‐と
[副]たくさんあるさま。山ほど。「したいことが―ある」
大辞泉
沢山あることを「ごまん」とある。ごまんとは五万なのでしょうか。辞書を見ても「ひらがな」表記です。『広辞苑』にも「ひらがな」表記で載っています。果たして「ごまん」は「五万」なのでしょうか。
「白髪三千丈」「三千世界」「千代に八千代に」「嘘八百」などのように「三」や「八」は数が多いことを意味するのによく使われるが、「五」は使われないような気がします。
では「五」の使われるものはと考えると、に「五臓六腑」「五体満足」などが思いつきます。誇張というより実際の数を表しています。
謎は深まるばかりです。
白髪三千丈
縁愁似箇長
不知明鏡裏
何処得秋霜
白髮 三千丈
愁ひに縁(よ)りて 箇(か)くの 似(ごと)く 長し。
知らず 明鏡の裏
何(いづ)れの處にか 秋霜を 得たる。
(私のこの)白髪は三千丈(の長さ)もあるであろうか。
(長い年月の)思い悩みが原因で(そのあげくに)
このようにも白く長く伸びたのであろう。
(それにしてもいったい)こうして鏡にうつっている私を見ていると、
どこからこの霜(とも見える白髪)を身にうけたのであろうか
(と不思議に思われることだ)。
数が多いことを表す言葉に「巨万」があります。
きょ‐まん【巨万】
非常に多くの数や金額。「―の富を築く」
大辞泉
きょ【巨】[漢字項目]
[音]キョ(漢) コ(慣) [訓]おおきい おおい
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1 おおきい。「巨漢・巨人・巨体・巨大・巨木」
2 おおい。「巨億・巨額・巨財・巨富・巨万」
3 ずば抜けてすぐれている。「巨匠・巨頭」
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[名のり]お・おお・なお・まさ・み
大辞泉
[非情に多くの数を表す言葉に「巨万」があります。これはもしかして語源では・・・。
あたりです。「巨」という字を漢和辞典で調べると、音読みは、漢音で「キョ」、呉音で「ゴ」となっています (あと[慣]マークで「コ」という読みがあります。)。
ウィンドウズのIMEパッド-手書きで「巨」という字を調べると、「きょ」「ご」「おお・きい」となっています。
もともと「ゴ」とも読むわけですね。
「巨万」は、漢音の「きょまん」が生き残り、現代日本人にとっては呉音の「ごまん」の読み方がすたれてしまったのではないでしょうか。ところが、実は「ごまんと」という形でひっそり生き残っていた、ということなのかもしれません。
したっけ。