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昨日「プロ野球ドラフト会議」が行われました。多くの野球選手が人生の一歩を歩きはじめようとしています。
北海道日本ハムファイターズは大谷翔平君(花巻東高)を指名しました。ドラフトがもっとも優秀だと思う選手を指名するという意義を貫いた我ファイターズに拍手を送ります。
新しい服を初めて着たり、野球などで新加入の選手がユニフォームを着たりするときに、「袖を通す」と使います。
この言葉、変だと思いませんか。「袖」を「何」に通すのでしょう?
「腕」を「袖」に通すことを、何故「袖を通す」というのでしょう。
それには、日本人特有の考え方があるようです。
着物の袖には「袂(たもと)」があります。この「袂」には魂が宿っていると信じられていたのだそうです。
他にも、「袖振り合う(擦り合う)も他生(多生)の縁」という言葉があります。これは袖が触れ合うのは魂が触れ合うのと同じという意味合いなのだそうです。
ですから、「袖を通す」は、初めて着る着物に魂をこめるという意味があるそうです。
似たような表現に、「湯を沸かす」があります。「水」を沸かして「湯」にすることだと誰も疑いません。
「お茶を入れる」といって、「急須」に「茶葉」を入れて、「湯」を入れて「湯のみ」に注ぐという一連の動作をしない人はいないと思います。
「火を燃やす」といって、燃えているから「火」だという人はいないと思います。何を燃やすかは別問題で、状況で理解できます。
日本語は難しい・・・。
そんなことより、大谷君、ファイターズのユニフォームに袖を通してください。
したっけ。