都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
箸の起源は中国とされ、紀元前18世紀から11世紀頃に栄えた殷王朝の遺蹟から銅製の箸が見つかっています。このような箸は祭祀として利用されたものと考えられています。
縁起物に「南天のお箸」があります。一般的には「不老長寿」などと言われておりますが、実はちゃんとした意味があります。
南天の葉には、「健胃」、「解熱」、「鎮咳」などの作用があるのだそうです。
赤飯なんかにも、彩として入れられていたりしますが、これも、葉に「シアン化水素」という猛毒が(極微量)含まれていて、逆にこれが、食品の防腐剤になっているそうです。毒をもって食あたりの「難を転ずる」というまじないになっているのだそうです。
同じように、会席料理にも見かけたりもしますが、これは、水銀などの毒が入っていたりすると葉が変色するためで、その昔、毒見代わりとして、お殿様の食事には必ず添えられていたようです。
昔は毒殺を避けるために「南天箸」を使うのは、お殿様などの高貴な方だったそうです。水銀などの毒物に触れると変色するので、毒殺を免れると信じられていたそうです。真偽のほどはわかりません。
「難転」だから「難を転じて福となす」として縁起が良いとされ、昔から伝わっています。
もう一つは「ベルベリン」が含まれているため、抗菌作用もあり、下痢止めにもなります。腐っていてもあたりにくいといわれています。これは胃腸薬と同じ成分です。
また、ナンテンの実と葉にはアルカロイドのドメスチンを含むとされ、果実を干したものは生薬名で「南天実(なんてんじつ)」の名があって、古くから鎮咳剤(せき止め)として利用されてきました。現在でも「南天のど飴」があります。
播州赤穂地方の俗信として、「南天の木の箸を用いると中風にならぬ」というものがあるそうです。
お箸は昔から人と人との「橋(箸)渡し」というような役割を持っており、言葉の変わりに「心と心のつなぎ役」をしてくれたりしますので「よろしくお願いします」や「お世話になります」の気持ちとして送られてきました。
またお箸は「二本で一膳」となり一膳になって初めてすべての機能を果たせるようになるので、その姿が夫婦と重なることから結婚の御祝や引出物として重用されています。
したっけ。