都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「河童(かっぱ)」を見たことがある人はいないと思いますが、誰もがその姿を思い浮かべることが出来るという、日本の妖怪です。
東京の浅草には、「合羽橋」という橋があるそうです。
ここには、今から約200年前の文化年間(1804~1817)、「合羽屋喜八」という雨合羽で財を成した商人がいたそうです。彼は通称、「合羽川太郎」と呼ばれていたそうです。
当時。その辺りの水はけが悪い低地で、雨が降るたびに大洪水となり、人々は困りはてていたそうです。
雨で商売をしていた合羽川太郎は、これでは申し訳ないと一念発起し、私財を投げ出して治水工事を始めたそうです。
当時、隅田川にいた河童たちはみるにみかねて、夜の間にこっそり工事を手伝ったといわれています。
その河童たちのお陰で、工事は完成したというのです。
この時に河童たちを目撃した者は、不思議と運が開け商売が繁盛したそうです。
この頃から、「河童」は人々に感謝され、「商売繁盛」、「金運」にご利益があり、さらに「火水難よけ」にもなるということで大切にされてきたそうです。
その後、合羽川太郎は亡くなり、合羽橋本通沿いにある「曹源寺」(通称カッパ寺)にその墓が今も残っているということです。
また、「河童」は「商売繁盛(水商売飲食業)」の縁起物、守り神だそうです。
河童は、水遊びで川辺に近づく人間や、水飲みにやってくる馬や牛などの家畜を水の中に引き込んでしまう妖怪です。
「河童」は、手足の指には水かきを持っていて、急流をものともせずに泳ぎきると言われています。
そのため、水(商売)の流れを読み「困難を泳ぎきる」、「お客さまをどんどん引き込む」、「大きな水かきでお金を掻き集める」、ということで、頭の皿の水が乾く暇もないほどの「招福萬来」の縁起物とされています。
したっけ。