年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

にんべんの本 3

2009年07月12日 | 築地市場にて
にんべんの本 3
都市と産地の人間交流
にんべんの社史を読んでいたら、昔は生産者の人たちが都会にやってきて都市の消費需要を探るべく都会で働いて帰って行ったことを思い出した。今でも少しはあるのだが大学に行ったため時間が少ないか中途半端で戻ってしまう気がする。最近の食の事情の変化は過去の時代のスピードとは比べられない。昨年春は中国ギョーザの問題で国産指向が強かったが冬には安くてそこそこの品質があればどこでも良くなってしまった。
 こんな節操のない時代に短い交流で何が根本的な問題か発生しているのか解らないだろう。多すぎる情報は本質問題を隠してしまう。
 こんな問題を解決するには他のアイデアを盗むことになる。アイデアが盗みつくすと開発力が失われているので衰退するしかない。いいアイデアには多数の失敗の上にあって残るから、いきなり開発力がつくわけでもない。老舗の伝統は失敗の言い伝え相続かもしれない。
コメント
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