叔父と父の昭和の初めの日本での徴兵検査がどうなっていたか調べているが、父は最初の検査で偏平足で不合格となった。叔父は昭和16年夏の陸軍特別見習士官の試験に挑戦し、不合格となった(未確認だが意図的に落ちたと思っている)。この試験の受験と不合格の結果は叔父の遺族が誰も戦後にも語らなかった。どうも撃墜死(昭和18年7月にはまだ特攻は企画されていなかった)もある飛行操縦見習士官の不合格を親族に伝えなかった気がする。想像だがもう時局が急変していて、いずれ体格の良い叔父は兵士となる運命を埼玉師範学校(今の埼玉大学教育学部)の軍事教官から聞かされていたと思われる。父は陸軍へ漬物を納入する業者で陸軍の軍隊生活の内容は知っていたので伝えていたので招集されるよりいじめの少ない下士官になれるので応募したと思う。軍事教官の受験指導もあったと思われる。その理由として、埼玉大学に保管されている叔父の記録によると視力が極端に良く、1.5もあった。
そこで今の中国がどのような徴兵をしているか調べると、一応国民は男女を問わず兵役の義務があるが応募する人が多く、全員の適正検査はしないようだ。
しかし一人っ子政策と小鮮肉 と言われるような体格になっているので、不合格となるのが60%近いという。
不合格の理由として
1 太め 行軍に耐えられない
2 近眼(不合格は0.4以下) 日本と同じでスマホとか勉強のし過ぎで視力が落ちている。
さらに不合格の分析があるが、食生活とスマホ漬で姿勢が悪くなって軍隊の訓練に耐えられないという分析がある。就職状況が不景気な時期は志願者が多く、選別の基準が厳しいようだ。心臓・耳・ワキガ・風土病の検査で不合格となるものが多い。しかし兵役に合格すると、除隊することは軍隊の名誉の問題から様々な中国で生活するには不利益な罰則があるようだ。入れ墨は検査に不合格となるので、今後に戦争を想定する時期に来たら、若者が入れ墨で逃れる人も増えそう。
中国に進出している日本の漬物業者は30年前は視力の良い若い中国女性を雇用していたが今は老人しか応募に来ないという。そのうえ農村の人口も減っているという。戦後の日本で経済が発展し、農村から都会に出て仕事に就く若者が増え、青果物の余剰を安価に購入し、漬物に加工していた仕組みが人手不足となって、原料を海外に求めた。これは農林省の漬物に対して援助がなかった。さらに生の野菜販売に注力し、規格を厳しくして、手間を掛け、形を整え高く青果物を生鮮食料品として販売できるように指導した。
いま中国が危機感を持って食糧を確保しているのは、農村部の一人っ子政策の後遺症を懸念している。多くの近代的農業機械とその整備はある程度操作知識がないとできないが大学を出ても、農業系の仕事は嫌われていると想像する。何しろ、農地にはエアコンがない。トイレもない。野糞に慣れないといけない。
今漬物業者が次の原料産地を探しているが治安の厳しい所が多く、10年前に訪問したミャンマ-も今は昔より危険となった。昔なら中国の動静を見ていたら危険を察知できるが今は誰が情報を持っているかわからない。
インパ―ル作戦末期に叔父はミャンマ-の中部の観光地インレ-湖付近のヘホ飛行場にいた。ここを訪問した時、軍歴を知らなかったので何も感情が出なかったが、今は澄み切ったあの青空の下を飛行していたのかという思い出が残る。昔も今もミャンマ-は緑の陸地である。多分ミャンマ-軍隊の兵士は農民出身が多いと思われる。
さて中国の検索で(小鮮肉)と検索すると、変な日本語に変換され(男の子は「自然に美しい」、良い肌、色白の肌、繊細な特徴を持って生まれ、女の子よりも見栄えがします。これは弱虫の男の子であると言われ、繊細であると言われました、それはハンサムな小さな肉であると言われました、あなたはすべてがする90年代生まれのトップ10の最もホットな男(イケメン)を知っていますか?
つまり25歳までの見た目が細目(特に足)で、高身長(どうも180cm以上)で裸になると筋肉モリモリで、さらに顔面偏差値が高いことを示しているようだ。どうも字から想像するが朝鮮の鮮も語源の一部にあるのだろうか。韓流タレントの残滓が隠語として残っている気がする。検閲をしているとわかっていて、それに負けない工夫をいつの時代でも若者が行っている。マスク姿の香港女性はいつ逃亡するのだろうか。
男女比の極端な差がある中国では女性が小鮮肉を基準としているようだ。日本では昔は三高と言っていた。今はデフレで日本男子の給与が下がり、死語となっている。