漬物関係の新聞切り抜き帳を整理していたら、ガリ生姜のガリの部分がオノマトペから来ていることを知った。生姜を食した時、ガリっと音がするから来ているようだ。英語では生姜はジンジャ-でニンニクはガ-リックなので擬態語から来ているとは思っていなかった。そこで次の本を借り出し読む。
食語のひととき早川 文代著
著者の早川 文代の前書きは驚くものがある。特に女子高生の言葉の使い方は変化が激しく、オノマトペ(擬音語.擬態語)使って感覚を表現する。さらに著者は季節でも分類している。
春に分類されたオノマトペはシャキシャキ.サラサラ.ふわふわ等
夏に分類された言葉は みずみずしい.辛い.あっさり.キ―ン.涼味.等
秋に分類された言葉 脂がのった.ぷりぷり.こんもり.深い味わい等
冬に分類された言葉 ふうふう.コトコト.あつあつ.たらふく等がある。
著者の分類には異議もありそうだが、じっさいオノマトペを使って会話をするには年代観とか地域間の共有がないと相互の理解が進まない気がする。タレントの食レポ-トで(おいしい)しか言えないと何か貧弱なレポ-トのような気がする。足りないところは表情のおいしさ感で演技していると思われる。
何かTVの食レ-ポ-トの裏話をのぞいた気がする。スーパ-の商品についてある説明にも利用されている気がする。