年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

オノマトペの通になる

2022年02月15日 | 宅老のグチ
ツケモノの歴史を調べると、なにか辞書や歴史書に載らない言葉がありそうでなかなか真実にたどり着けない。何が邪魔しているのだろうか。オノマトペという言葉を知り、このことがない日本語は考えられないと
へんな言葉の通になる  -豊かな日本語、オノマトペの世界-得猪 外明[著]
著者によると辞書の編集者は当たり前すぎて説明しようもないし、変化が多すぎ、さらに品の悪い言葉が多く、がり勉編集者に避けたい分野のようだ。
 犬の鳴き声は日本人は(わんわん)と言っているが他の国の人は違う声に聞こえるようだ。さらにオオカミから飼われる犬になった時から鳴き声の表現が変わったという。日本語のオノマトペは性表現から来ているものが由来して、TV等では放送禁止用語となっていて、次々と性表現の言葉が生まれる。
 病気の表現でもオノマトペは便利でお腹がキリキリ痛い、足がムズムズするとかの言葉で医者に状況を伝える。体温なら37.5度と言って誰でも状態を把握できるが、患者のキリキリ痛いを医者はどの様に把握しているのだろうか。
 日本人が生活で学んだ日本語の難しさは成人の異国人が学習するには困難がある。漢字の読み方、音読み、訓読み、職業によって異なる読み方、男ことば、女言葉に加えて、今は男女同権ということから統一化されてきて、相手がどの基準で話しているか知る必要があっるようだ。さらにオノマトペが加わる。幼少期に日本人世界から離れて、インタ-ナショナルスク-ルに入った子供はオノマトペ用語の深さを知らずに、中途半端な帰国子女になる話がある。世界では通用しても日本で言葉が通じない。
 音節が日本語では112しかなく、他言語では同音異語が少ないのでその差が目立つ。掛詞を楽しむ文化はここから来ているようだ。
 また日本人の言葉が単純で初期は清音しかなく濁音がないとこの著者は記述している。さらに英語で苦労しているLとRの区別も最初から区別で来ていなかったようだ。3歳を過ぎると日本人はLとRの発音を区別できないという。

 あっさりさっぱりという言葉をどう他の人に差を言葉を使って表現できるのだろうか。
 
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慰霊祭の出欠に悩む

2022年02月15日 | 陸軍特別操縦見習士官1期
2月のこの時期に、鹿児島県知覧特攻慰霊顕彰会から招待状が届く。2年前の戦後75年の節目の慰霊祭に参加したが。令和の初めで10連休ということで、航空券と宿泊を合わせて、海外旅行並みの費用となった。叔父が特攻したのは台湾からで知覧に慰霊されている1036名の一人とは15年ほど前に知り、招待状がくるようになった。この時期は築地も忙しく、豊洲へ移転しやっと慰霊祭に参加できるようになった。家人は8年以上前から参加していて戦争礼賛と感じないと言っていた。
 チョット前の日本経済新聞のコラムで。今年は戦後77年という、さらに明治維新から敗戦まで77年だった。明治の勢いがすべて敗戦で消えた。叔父の行為は生きている自分にはどのような意味があるのか慰霊祭のテントの下で黙想する。帰りの鹿児島中央駅前のバス乗り場へ行き、東京への飛行機に乗ったのだがずっと叔父を生んだ母(てい)のことを思っていた。老衰と医者に言われ、10日以上も水を唇に濡らしただけで生きていて、最後に大あくびをして呼吸が止まった。なぜかチリ紙を鼻先に垂らし、揺れないのを確認し、周囲の人に連絡した。もう50年以上の前の話だが、その時叔父が特攻で死んだことを知り、さらに同僚が戦後に訪問し、出撃前の集合写真を届けてくれた。その写真が父の写真帳に大切に貼ってあった。その写真が2020年7月4日に日本テレビで夕方写り、もうじき下北沢の台湾の特攻隊を調べている人が本にする。
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