年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

韓国のタンムジはタクワン漬か?

2022年02月18日 | 宅老のグチ
日本の農産物漬物の規格は平成27年5月に改正があって次のようになっている。
農産物ぬか漬け類 次に掲げるものをいう。
1 農産物漬物のうち、ぬか類に砂糖類、塩等を加えたもの(以下「塩ぬ か」という。)に漬けたもの 2 1を砂糖類、果汁、みりん、香辛料等又はこれらに削りぶし、こんぶ 等を加えたものに漬け替えたもの 3 1を塩ぬかに砂糖類、果汁、みりん、香辛料等を加えたものに漬け替 えたもの
 た く あ ん 漬 け 農産物ぬか漬け類のうち、干しあげ(天日干しで水分を除くこと。以下同 じ。)又は塩押し(塩漬けにより水分を除くこと。以下同じ。)により脱 水しただいこんを漬けたものをいう。
上記の日本におけるタクワンを含むぬか漬の定義で、この定義によって量販店に売られているタクワン漬の表示となる。
 ネットで調べただけで韓国のタンムジはこの定義に当てはまらず、どうやら大根系の浅漬の一分野になる気がする。
 韓国でも日本でもライタ―などは漬物を作ったことのない人(食べているだけの人)の漬物談義は何かおかしい。漬物は食べる人の体調でレシピ通りに作っても味や食感が違って、冷蔵庫に賞味期限が切れて、2週間後に食べても自分では乳酸発酵が進んでおいしかった。日本のキムチ製造者は本当のキムチのおいしさを賞味期限に設定していないことを知っているので、いつも期限切れを食べるようにしている。まだキムチに関して日本は発展途上と考える。ただ乳酸発酵の酸味の好みは人によって異なるので、日本の量販店では無理だろう。
 日本の量販店は白菜が激安となっても価格を下げることはせず、量目を増やし、お得感を演出する。世帯人数が減り、個食化が進んで、家庭ごみを増やす増量セ-ルが好きである。テレビで良く報道される詰め放題がごみを出す罪悪感を消す。激安単価でテレビ放送を支え下請け企業ADたちの夢泥棒ともいえる。
コメント
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