元日午後、近所の仏閣を訪問後に、家でまどろむ。携帯の緊急地震速報でスマホが揺れ、画面が赤くなる。震度7という表示。思わず東日本大震災かと思うが揺れはない。そう家でくつろいでいた。テレビが無いので後はネットの世界。
夜にNHKプラスでニュ-スを見る。ついでにアメ-バも見る。ヘリによる火事の中継。あの燃えている家の下に人がいないことを祈る。
夜中にまたネット中継でその後の確認。津波の高さが消えていた。地震の専門家が熊本のような発言していて、もしかすると本震でなく前震もありうるという。熊本の時は一月後にほぼ同じ規模の地震があった。戦後の福井大地震を記憶から戻ってきた。福井の戦後は戦災、福井地震とその直後の大水害と続いて災害があった。空襲は天災ではなかったが復活した。能登半島の突端の自然災害は、今の報道から高齢者の亡くなっている事例が多いと感じる。
1948年6月28日午後4時の地震は時刻的には今回とほぼ同じ。マグニチュ-ドが7.1という。そしてこの地震で震度の区分で7というのが出来た。死者3800名ほど、震源地に近い所は家の倒壊率が100%近かったという。今回の地震の映像ではそこまでとは見えないが、複数回の地震で今後の倒壊もある。そして前のような能登半島の復活が見えない気がする。この辺が半島という行き止まり感が絶望に繋がり、過去と消滅に向かう気がする。人が住まなければ災害があっても人的被害は最小となる。
普通なら1月2日は初夢となるが、安眠していないので夢が出なかった。今年も難儀な年となりそうだ。皇居の参賀も中止、飛行機のストも中止。正月のテレビ番組も昭和の終わりの日の後に似てきた。派手な新年会が消える。世界は日本以外が二日から始まる。同情かそれとも災害なのに浮かれて初詣かと。
今日のテレビの中継で火事は消えて見える。消したのかそれとも燃え尽きたのか判らない。