<春節ボーナス> 中国のボーナスは年末ではなく、旧暦の正月 である春節(1月末から2月中旬・時期は毎年多少ずれます)の前に 一括で配ります。築地いた時に、春節前の駆け込み日本輸入のつけ物原料があって、日本に到着し、通関検査後、現物の品質確認後にドル建てで送金していた。この送金が春節の暦の変動で忙しい時が異なる。なぜ中国がこの時期に混乱するのは、輸送と春節ボーナスの絡みがある。
中国のつけ物工場は個人企業に近く従業員のそれぞ れの業績に基づき、社長の判断で金額を決めま す。従業員はこのボーナスを待っている。このボーナスですが、転職等の転機ともなって います。転職を考えている人がボーナスの支給 を待って転職するケースや、ボーナスに不満が あればやめるケースもあります。また、春節休 みにボーナスをもらって帰省した従業員の中 には、春節期間中に給与情報交換でもう工場に戻らなくなるも人も多く、特 に人手不足が続いている漬物製造業など は春節明けにどのくらいの従業員が戻ってく るかは会社にとっても大きな心配事です。 中国で不況が叫ばれていますが、漬物業は不景気でも中国では人手不足です。中国でもタイでも。工場見学したタイのつけ物工場で団地内のワコ-ルの工場の女性従業員は若く、漬物(ガリ用の生姜)工場は平均年齢が高いと感じた。
このあたりの最近情報は今消えているが、ずっと人手不足だった中国のつけ物工場は多分人手確保で今は苦労していないはず。ということはボ-ナスを減らしても継続雇用が出来ると予想する。そう日本でも中国でも漬物は最底辺の仕事であることを今は自覚している。
捨てる神あれば拾う神あり。
この話は普通に良い話と思うが長年漬物業をやっていると、不景気時代に社員をリストラするために新規参入する業者が絶えない。さらに地方の農産加工の人も来て、行政の応援もある。多くの間違えは漬物を作ることは容易い。さらに農家の出荷時のダイコン価格は10円の時もある。それが東京のべったら市で大根が1本1500円になる。いいものを作っても売れない。売り先が無いのだ。