今日本の政治が文春・新潮の告発報道で色々な日本の不祥事が動く。惰性で動いていたのがやはり30年の停滞で世界が変わってしまったと感じる。
本来なら日本共産党の出番なのに、男性長期委員長が変わらないので情報収集力が弱くなった。今から50年ほど前は日経と赤旗を読み、BBC等の海外情報を集めて株式相場を予想すると言われた。日本が余りにも停滞し、赤旗分析は威力が無くなった。これを感じたのが築地市場の移転問題で、医師である小池氏が築地の衛生問題を気にしていなく、地下の汚染追及に頑張っていた印象がある。移転して見て、今でも東京都のデ―タで豊洲では汚染物資が出ている。今の所健康被害が文春・新潮の報道に出てこない。この辺が文春・新潮報道の弱点で報道検証が週刊誌が売れないと思っているのだろうか。
世の基準が変化し、日本の観光地の広島原爆資料館の人気がすごいようだ。一度訪問した時、これほどの事が起きていたのかと文献で無く知った。そして広島の復興状況から原爆に耐えた広島市民を応援したくなった。
福神漬の文献調査で広島の陸軍糧秣廠では福神漬を製造していた時があったようだ。日清戦争後で日露戦争後は無いようだ。この辺りは缶詰のサンヨー堂の社史で判る。
金のかかる日本政治が明治期から汚染体質があって、金銭による寝返りは常識であった。江戸時代からの贈答文化から来ているのだろうか。第一回国会議員の選挙は高額納税者しか参加できない選挙で今から見ると奇麗な選挙と言える。しかしその人たちが解散した後に行われた第二回衆議院選挙から今のような金と暴力による選挙となってしまった。これは庶民に考えさせない教育の歴史から来ている。アメリカの学校教育で討論経験を積んでいる。しかし日本は基本は教師が教える。生徒が自ら学ぶ姿勢を助長する教育ではない。
そこに日本の左翼が発展しない理由で、学歴の高い人が庶民を見下した言説で一時はごまかせても、下々の情報が得られず、言説の正当性・正確性が時間の経過とともに破綻する。豊洲の地下汚染で左翼の危険視する諸説は大々的に報道されたが、今でも汚染が地下から出ているのに健康被害の報道はまだ見えない。そして場外市場は廃れるどころかこれから大繁栄の時期に来ている。2月に決まる跡地整備の計画で野球場のような施設になれば、大繁栄は確実だろう。このことを予想した左翼系ジャ-ナリストはいなかった気がする。築地の場外市場に築地本願寺の末寺が少しあって、墓地もある。そこで宗教法人には相続税が無いので、大規模開発はない。つまりほぼ永久にあのゴチャゴチャ感が残る。中国は学者の好みで古い住居、商店を整理し、高層下駄ばき建物を作った。でも外国人観光客には魅力がない。
日本人が西洋の国へ行って、ビル等の建築物で驚いたのは明治期で、今の旅行案内書に新しい建物より、古い建物方が目立っている。
元日の高校サッカ-で中国人ファンが第百二回の事で驚いていた。金で一時的にはチームを作れるが歴史は積み重ねで、一強だけでは歴史は作れない。多くの強国がこのことを忘れて、一強を目指しているが興亡の歴史が残っている。それにしてもサッカ-の人気のない時代を知っていて今の状況を驚く。アジアカップで日本はインドネシアと決勝ト-メント出場をかけて戦うがインドネシアの記憶に残る試合となる予感がする。それは日本の引き分け、敗退の予感でもある。