透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

群馬県片品村のマンホール蓋

2022-07-12 | B 地面の蓋っておもしろい







 尾瀬の正しい位置を地図上に示せと言われたら間違っただろう。尾瀬は栃木福島両県にまたがる高原にあると思っていた。尾瀬は福島新潟群馬の3県(*1)にまたがる高原で群馬は片品村の北部。で、村のホームページをみると、「尾瀬の郷 片品」というコピーがある。

片品村のマンホール蓋には尾瀬の風景が描かれている。木道の両側はミズバショウ。後方に聳える山の名前は分からない。木道の上に村章を入れている(拡大写真)。村章の上半分はミズバショウ、下半分は漢字二文字で片品。


*1 地図をよく見ると栃木県のごく一部が入っている。


川場村のマンホール蓋

2022-07-11 | B 地面の蓋っておもしろい




利根郡川場村門前にて 撮影日2022.07.07

 川場村で火の見櫓をバックにマンホール蓋(*1)を撮ることができた。 蓋には村の木・ヒメコマツと村の花・シャクナゲを円形に配置し、その内側に山を思わせるへの字形の太い帯と樹木(樹形から針葉樹だと思われる)を描いている。への字は武尊山(日本百名山、昔登ったことがある)、樹木は村の豊かな自然を表現しているものと思われる。蓋の下側に「かわば」「おすい」という表記がある。

*1 特定環境保全公共下水道の蓋


 


東吾妻町と高山村のマンホール蓋

2022-07-10 | B 地面の蓋っておもしろい

長野原町の道の駅で八ッ場ダムカレーを食し、その後高山村を目指して国道145号を東進する。途中、東吾妻町と中之条町を通る。残念ながら、火の見櫓との出合いはなかった。やぐらセンサー無反応。


 東吾妻町で旧吾妻町のマンホール蓋(小型)を見る。初めて見る蓋だが、既視感。なぜ? 帰宅して気が付いた。箕輪町の蓋とよく似ている。共旧吾妻町も箕輪町も町の木がケヤキで、蓋のモチーフも共にケヤキ。樹形も似ているし、葉の表現も似ているし、蓋全体のデザインも似ている。旧吾妻町の蓋には「太陽と緑と清流の町」というコピーを上に、「あがつま」という旧町名を下に配している。


箕輪町のマンホール蓋



高山村役場外観 撮影日2022.07.07 長野原町の道の駅から約1時間かかって到着した。


 吾妻郡高山村のマンホール蓋には村の花のリンドウを載せた村のマスコット・ひかるくんが描かれている。左手に湯おけ、右手に天体望遠鏡を持っている。上下左右のデザインのモチーフは分からない。下側に「たかやま」と「水きれい」の文字を入れている。

余談:写真の上側にカメラを持つ私の手の影が写っている。影が蓋にかからないように、逆方向から写して180度回転させた。そうしないと蓋全体に影がかかってしまう。太陽の位置によってはこんな工夫が必要(蓋好きな人たちはみんなしていると思うが)。


長野県にも同名、高山村がある。


長野県上高井郡高山村のマンホール蓋


 

 


テトラポッド模様の地紋

2022-07-10 | B 地面の蓋っておもしろい

 群馬にもダムカレーがある。出かける前から吾妻郡長野原町の道の駅「八ッ場(やんば)ふるさと館」でダムカレーを食べようと思っていた。開店は10時半、まだ時間があるので草津町まで往復することにした。長野原町から国道292号を北進する。途中集落もなく、我がやぐらセンサーは全く反応しない。

火の見櫓めぐりをするとき、いつもカーナビに目的地として市役所・町村役場をセットする。今回もそうした。草津町役場に9時45分頃着いた。せっかく来たのだから、何か撮って戻ろう・・・。役場敷地内でマンホール蓋の写真を撮った。


草津町のマンホール蓋。草津町役場敷地内 撮影日2022.07.07

 蓋好きの人たちがテトラポッド模様と呼ぶ地紋(*1)、蓋の中心部に漢字の下、その周りを9つのサが囲む。9つのサでクサ、これはすぐわかった。この蓋にツはあるのかな。脳トレ問題のようだが、分からない・・・。

草津町の蓋には数種類のデザインがあるようだが、見かけたのはこの蓋だけだった。


*1 毘沙門亀甲文様


麻績村のカラー蓋

2021-10-08 | B 地面の蓋っておもしろい

 

 東筑摩郡麻績村のカラー蓋、展示してあるのは麻績アクアセンター。

マンホール蓋のデザインのモチーフとして市町村の花などが採用されることが多いため、麻績村のマンホール蓋の花は村の花・コブシと紹介しているウェブサイトがある。このカラー蓋を見ればコブシではないことは明らか。また鳥は村の鳥のカッコウだと紹介しているサイトもある。この蓋に描かれているのはリンゴの花とツバメ。中心のオはオミのオで村章。


 


岐阜県輪之内町のマンホール蓋

2021-05-24 | B 地面の蓋っておもしろい




岐阜県安八郡輪之内町 撮影日2021.05.22


親子蓋 親蓋にはテトラポットのようなパターンが施されている。

 マンホール蓋の写真を撮るときは火の見櫓を背景にするという条件を付けている。22日(土曜日)に岐阜県輪之内町まで道路またぎを見に出かけたが、その時マンホール蓋の写真も撮った。背景はもちろん道路またぎ。

輪之内町のマンホール蓋には町の木・ウメ、町の鳥・ヒバリ、町の花・タンポポが具象的に描かれている。このように町村で決めている木や花を蓋にデザインすることはよくある。この蓋のデザインからは特に特徴は見いだせない。


 


諏訪湖流域下水道のマンホール蓋

2021-05-09 | B 地面の蓋っておもしろい

360
岡谷市湊5丁目 撮影日2021.05.08 
海なし県の長野、県歌「信濃の国」は諏訪の湖(うみ)には魚(うお)多しと謳う。

 諏訪湖南岸沿いの帰路を走行中、コンビニコーヒーでも飲んでいこうと駐車場に入るとき、カラーマンホールが目に入った。車を停めて改めて見てみると、諏訪湖流域下水道のマンホール蓋だった。御柱を描いた新しいマンホール蓋の設置が始まることを昨年(2020年)の確か秋ころ新聞記事で知り、諏訪大社下社春宮辺りまで出かけてみたが、その時はまだ設置前だったのかどうか、見つけることができなかった。その蓋を昨日偶々見つけたのだった。



諏訪大社四社、それぞれの社殿の四隅に御柱を建てる建御柱の様子を具象的に描いている。円いということを意識したデザインではない。諏訪湖流域下水道は岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村、それに立科町、以上7市町村の下水を処理している。

7市町村のマンホール蓋も挙げておく。下諏訪町の蓋は円いということを意識したデザインで好ましく、見る者に風車のような回転をイメージさせる。円い蓋でしかできないデザインであるかどうか、このような観点で評したい。


▲岡谷市 諏訪市


▲茅野市 富士見町


▲下諏訪町 立科町


▲原村


 


木曽郡大桑村のマンホールカード

2021-04-29 | B 地面の蓋っておもしろい

 

 今月(4月)25日から安曇野市でマンホールカードの配布が始まったが、この日に木曽郡大桑村でも配布が始まった。所用で同村に出かけたKさんにお願いしてカードを入手した。

デザインの由来に記されているが、蓋に描かれているシャクナゲは村立100周年を記念して村の花に定められたとのこと。マンホール蓋には複数のモチーフが描かれることが多いが、この蓋はシャクナゲのみで、写実的に描かれている。村章も入れていない。(過去ログ


 


安曇野市のマンホールカード

2021-04-25 | B 地面の蓋っておもしろい

   

 安曇野市のマンホールカード配布初日の今日(25日)、配布場所の安曇野市役所まで出かけて1枚入手した。熱心なカードコレクターではないが、近くなので。蓋をリンゴで縁取るというアイデアは素晴らしい。中に田植え前の田んぼに張った水面に写る常念岳と道祖神を描いている。昨年(2020年)、公募で選ばれたデザイン。過去ログ


 


地面の蓋 飯山市

2021-03-27 | B 地面の蓋っておもしろい




飯山市豊田にて 撮影日2018.04.22

 3年前に訪れた飯山市豊田のマンホール蓋。過去ログをざっと確認してみたが、この蓋掲載漏れのようなので載せておきたい。

全国的にも有名な戸狩温泉スキー場のキャラクター、ミミズクの「とが坊」を蓋のセンターに大きく配し、周りを市の花ユキツバキとTOGARIという文字で囲っている。親しみがわくデザイン。


 


安曇野市の新しいマンホール蓋

2021-01-17 | B 地面の蓋っておもしろい





 今日(17日)穂高神社のすぐ近くの歩道に設置された安曇野市の新しいマンホール蓋に会ってきた。不要不急の外出は控えるべきだが、マンホール蓋に会いに行くだけならかまわないだろう。マンホール蓋の写真は背景に火の見櫓を入れるという条件を付けているが、辛うじて火の見櫓(*1)を入れることができた。

安曇野市では合併前の旧5町村のマンホール蓋がそのまま使われているが、昨年(2020年)マンホール蓋の新しいデザインが公募され、応募案の中からこのデザインが選ばれたと新聞に載っていた。

赤い縁取りはリンゴだとすぐわかる。なるほど、蓋が円いことを上手くデザインに活かしている。安曇野のシンボル・常念岳と道祖神が田植え前の水田、水鏡に写っている。



今でも使われている旧穂高町の蓋も載せておこう。





*1 蓋の後方に小さく写っているのはこの火の見櫓。昭和30年代に黒四ダムが建設されたが、その工事で使われたコンクリートの骨材(砕石)をつくるプラントに立っていた監視塔を移設したもの。用途変われど変わらぬ姿、これは貴重な近代遺産(過去ログ)。


 


茅野市のカラー蓋

2020-11-29 | B 地面の蓋っておもしろい


諏訪大社上社前宮拝殿 撮影日2020.11.26


茅野市のカラーマンホール蓋 諏訪大社上社前宮の近くにて 撮影日2020.11.26

幕の内弁当的マンホール蓋の中身は以下の通り。

・中央に小さく配した「市章」
・国宝土偶「縄文のビーナス」と「仮面のビーナス」
・「八ヶ岳」
・市の木「白樺」
・尖石・与助尾根(とがりいし・よすけおね)遺跡の「復元竪穴住居」
・「北八ヶ岳ロープウエイ」
・車山高原の「ニッコウキスゲ」
・「下水道」の文字

盛りだくさんだが、配色も好いし、よくまとまっているデザインだと思う。





マンホールカレンダー

2020-10-29 | B 地面の蓋っておもしろい

 

 「火の見櫓のある風景 スケッチ展」の最終日、Fさんから2021年の「マンホールカレンダー」をいただいた。スケッチ展無事終了への祝意と解した。

Fさんから昨年10月にBELL WOOD COFFEE LABを紹介してもらった。そのことが今回のスケッチ展の開催につながった。Fさんには足を向けて寝られない(西枕で寝ているからOK、って意味が違うか)。

いただいたマンホールカレンダーは週めくりで、53のマンホールが載っている。1月3日(日)から1週間は松本てまりがデザインされた松本市のマンホール蓋。5月2日からは岐阜県垂井町のこいのぼり、6月6日からは長崎市のあじさい、8月22日からは倉敷市のひまわり、10月3日からは埼玉県行田市のキクとイチョウ。このようにその季節にふさわしいデザインが選ばれている。

うれしい! Fさん ありがとうございます。