透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

旧豊科町のカラー蓋

2020-09-27 | B 地面の蓋っておもしろい


安曇野市豊科吉野にて 撮影日2020.09.26

 マンホール蓋を撮り歩く趣味の人は多く、全国的に撮り尽くされている、と思う。大きさが決まっている円形の面、という制約がある中で、何をどのように表現するか・・・。デザイナーがあれこれ考えて創作した作品を観るのは楽しい。

私はマンホール蓋を撮る際、背景に火の見櫓を入れるという条件を課している。この様にしてニッチな世界に入り込んでいる。既に豊科のマンホール蓋もこのような条件で撮っている(過去ログ)が、カラー蓋はまだ撮っていなかったようだ。

このカラー蓋は今月(9月)30日から始まる「火の見櫓のある風景 スケッチ展」の会場、BELL WOOD COFFEE LABのすぐ近くで見つけた。

長野県内の各自治体で設置しているマンホール蓋のデザインのモチーフについて調べたことがあるが、植物と動物で56%、5割を超えている。山や川などの自然を加えると67.3%、7割近くになっている。豊科のマンホール蓋は犀川白鳥湖の白鳥、バックは常念岳。やはりこの中に入る。



BELL WOOD COFFEE LABの近くにこの火の見櫓が立っているが、残念ながらこの火の見櫓を背景に入れてカラー蓋を撮ることはできなかった。カラー蓋の場合には上記の条件は解除してはいるが。

安曇野市では合併前の町村のマンホール蓋をそのまま使っているが、新しいマンホール蓋のデザインを公募し、採用案を決めている。徐々に新しいデザインの統一蓋に替えていくことになるだろう。


 


旧四賀村のマンホール蓋

2020-06-26 | B 地面の蓋っておもしろい



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旧四賀村のマンホール蓋 撮影日 2020.06.26

 マンホール蓋の写真を載せるのは4か月ぶり。これは旧四賀村(現在は松本市四賀)のマンホール蓋。四賀は福寿草で有名(少なくとも長野県内では)で、蓋には村の花のフクジュソウ、やはり漢字表記、福寿草が好いな。それから村の木の赤松をモチーフにデザインされている。四賀はマツタケでも有名だから、マツタケも加えて欲しかった。


全国のマンホール蓋は撮り尽くされている。後からこの世界に入り込んだ者として、マンホール蓋の後方に火の見櫓を入れるという条件を付加してニッチな世界をつくった。長野県77市町村蓋巡りをしたが、合併前の町村の蓋や農業集落排水の蓋などは、まだ見ていないものがかなりあると思う。


旧上九一色村のマンホール蓋

2019-11-28 | B 地面の蓋っておもしろい


山梨県旧上九一色村梯地区にて 撮影日191124

 旧上九一色村は村を二分するかたちで古関・梯地区は甲府市に、精進・本栖・富士ヶ嶺地区は富士河口湖町に編入された(2006年3月)。梯地区で、火の見櫓を背景にマンホール蓋を撮影することができた。



蓋の左上に上九をデザインした上九一色村の村章を、右上には農集排の文字を配している。左下には古関・梯両地区名を入れている。中央に大きく村の鳥・コノハズクを入れている。コノハズクがとまっているのは村の木・ヒメコマツ。


火の見櫓を背景に写真を撮るという厳しい条件を敢えて課し、ニッチな世界に入り込んでいる。単なる蓋の写真は新設蓋を除けば撮り尽くされているので。


旧鬼無里村のマンホール蓋

2019-09-12 | B 地面の蓋っておもしろい


長野市鬼無里(旧鬼無里村) 後方は1238の火の見櫓 撮影日190908

 長野県の全77市町村を巡り、火の見櫓をバックにマンホール蓋を撮った。だが、合併前の旧町村のマンホール蓋を網羅的に撮ったわけではないので、まだまだ見ていないマンホール蓋も多い。旧鬼無里村のマンホール蓋もその内のひとつ。先日、鬼無里までダムカレーを食べに出かけてきたが、その時、このマンホール蓋を見かけて撮影した。



旧鬼無里村のマンホール蓋は中央にKINASAの文字を入れ、上にモミジ、下にミズバショウを配している。豊かな自然の鬼無里に相応しいデザインだ。


 

 


佐原のマンホール蓋

2019-09-04 | B 地面の蓋っておもしろい



 マンホール蓋の写真を撮るなら火の見櫓をバックに入れること、という条件を付けている。佐原でもこの条件を満たす写真を撮ることができた。後方は前稿に載せた火の見梯子(1234)。

この場所のすぐ近くに伊能忠敬記念館があり、そこにカラー蓋があった。



魚釣りの様子が描かれている。調べてみて鮒だと分かった。川の両岸沿いにアヤメが描かれている。色が薄くなっているのは残念。


 


諏訪市の新しいマンホール蓋

2019-07-27 | B 地面の蓋っておもしろい


諏訪市の新しいマンホール蓋 撮影日190727

 しばらく前、諏訪市の新しいマンホール蓋のことを新聞記事で知った。

諏訪市では昨年(2018年)の秋に実施したマンホール蓋のデザイン公募で選ばれた作品で新しいマンホール蓋をつくり、JR上諏訪駅前の国道20号沿いの歩道に設置したという。今朝出かけて見てきた。

カラー蓋には諏訪湖、花火、高島城がデザインされている。鮮やかな蓋だ。この蓋には作者のメッセージが示されているとのこと。

諏訪湖の魚で「ミンナデ」、高島城の石垣で「キレイ」と表現している。諏訪湖をきれいにしていこうという作者のメッセージだという。よく見ると「キレイ」の右に「ナ」がある。

「ミンナデキレイナ」に左下の「すわし」を続け、「ミンナデキレイナすわし」と私は読み取った。

この新しいマンホール蓋はマンホール好きな人、マンホーラーでもまだあまり取り上げていないようだ。


 


諏訪郡原村のマンホール蓋 再び

2019-07-10 | B 地面の蓋っておもしろい


諏訪郡原村中新田 撮影日190703

 一昨日(8日)の夕方放送された長野放送(NBS)の「善光寺にも・・・奥が深い火の見やぐらの魅力!」、この取材については多くを書かないが、取材日は7月3日4日両日だった。

諏訪郡原村の貫通櫓は5年前に別の放送局の番組でも紹介しているが、そのシュールな姿は是非今回も紹介したいと思った。当日目的の火の見櫓に向かう時、うっかり道を間違えてしまい、狭い生活道路を通ることになってしまった。その時、この火の見櫓(1208)と再会した。

この火の見櫓は今年の5月に既に観察している。目的の貫通櫓ともう1基、別のまたぎ櫓の取材の後、この火の見櫓も取材、となった(番組ではカットされ放送されなかったが)。

その時、近くにあったカラーマンホール蓋を撮った。ただし下の写真は以前撮ったもの。


諏訪郡原村のマンホール蓋 撮影日160924

蓋の中央に村章、周りにミヤマシロチョウを配している。濃いピンクと青の配色がきれいだ。このようなグラフィカルなデザインは好きだ。チョウの向きを交互に変えている。ミヤマシロチョウは生育域が北アルプス、八ヶ岳、浅間山系と限定的で絶滅が危惧されている。


 


塩尻市の農集排マンホール蓋

2019-07-07 | B 地面の蓋っておもしろい




塩尻市北小野勝弦 撮影日190707

 今朝(7日)、塩尻市北小野勝弦まで出かけてきた。この地区の農集排マンホール蓋の写真を撮るために。前稿に火の見櫓(1224)を載せたが、どちらかというと、蓋が主目的だった。これで塩尻市の農集排マンホール蓋、6種類全て蒐集したことになる。

蓋に描かれているキキョウは塩尻市の花、内側に描かれているのはよく分からないが勝弦の風景だろうか。「勝弦地区農集排」という文字も入っている。

周りに市の花、内部に風景というデザインはよく目にするタイプだろう。


 


塩尻の農集排マンホール蓋

2019-06-26 | B 地面の蓋っておもしろい



 既に一度載せた記事に加筆して再度載せる。

塩尻市旧塩尻の火の見櫓(―)の脚元にマンホール蓋があった。火の見櫓からわずか数メートルしか離れていないのでマンホール蓋のデザインまで分かるような写真を撮ることができなかった。残念だが仕方ない。



塩尻市には数種類(6種類か)の農集排のマンホール蓋があるが、この蓋はその内のひとつ。蓋の中心の円の中に高ボッチ高原の草競馬が描かれている。その円を囲むようにカーブミラーに写る横断歩道を描いたような4つの円(の一部)は何だろう。何を描いているのだろう・・・。蓋の上に「農集排」、下に「東山地区」と文字を入れてある。


この東山地区のマンホール蓋の他に私が既に見た蓋は次の3種類、後2種類探さなくては・・・。


宗賀南部地区農集排のマンホール蓋


本洗馬(もとせば)農集排のマンホール蓋


小曽部(こそぶ)農集排のマンホール蓋



 


旧更埴市のマンホール蓋

2019-05-05 | B 地面の蓋っておもしろい





 旧更埴市のマンホール蓋には市の花、アンズとその実が左右に、鮭が上下に描かれている。かつて鮭は信濃川、千曲川を遡上していて、マンホール蓋に描かれるほど馴染みの魚だった。

中心に更埴市の市章が描かれている。こうしょくの「こ」を点対称にデザインしたもので、鮭も180度回転させると重なる点対称のデザイン。マンホール蓋が円いことを意識したデザインになっているのは好ましい。