透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

点と線

2006-04-17 | A 読書日記

『点と線』 

松本清張の代表作といえばやはりこの作品だろう。一番好きな作品といえば『ゼロの焦点』を挙げる。 ブログのタイトルを考えている時、「点と線」が浮んだ。

ネット上の環境を視覚的にイメージさせるから。 他にもいろいろ考えたが、検索してみると必ずヒットする。ならば、そもそも存在しても意味のないものを考えてみよう。 ということで、結局「透明タペストリー」とした。透明なものでも、テーブルクロスなどは、機能し意味があるだろう。場合によっては衣服でも・・・。

ところで先の『点と線』は人(点)と人(点)との間にある関係(線)、この作品では恋人関係という線を引かせてしまうという作為を象徴している。 実生活でも人と人の間に、ある関係を想像してしまうことはよくあることだろう・・・。