「ドームの家をつくろう!」(060723)
■ この頃ワークショップという言葉をよく耳にするようになった。ネットで「専門家の助言を受けながら、参加者が共同で研究や創作を行う場」という説明をさがした。
建築の設計にもこの方法が採られることがある。しばらく前に書いたが小谷小学校はこのワークショップによって設計がすすめられたと聞いている。 先日、新宿で「ドームの家をつくろう!」というワークショップが開かれた。プラスチックの大きなトレイを使ってドームを組み立てたり(写真)、塩ビ管でフレームを組んでビニールのシートで覆ったり、はがきに穴をあけてビスで留めて繋いで立体にしたり・・・。 参加者はそれ程多くはなかったが子ども達は楽しそうに取り組んでいた。
ものを創ることは楽しい。小さな子ども達が絵を描いたり積み木を積んだりするのは、原初的な楽しさが伴うからかもしれない。
数年前から実施されている新しい学習指導要領には「自ら学び、自ら考える力の育成」が挙げられているようだ。従来の「知識伝達型」から「問題解決型」へのシフト。確かに私が子供のころ受けた教育は知識伝達型だったと実感する。例えば理科の実験は知識として事実を教えられてから、そのことを「確認する」ために行なった。試行錯誤などはそこに伴わなかった。
「この液体に○○試薬を加えると赤変することを確かめてみよう」教科書の記述もこんなふうではなかったか。 昔のTV番組でケペル先生は「何でも考え~何でも知って~何でもかんでもやってみよぉう~!」と登場したが、現実はこのような教育からは遠かったようだ。
今回も長くなってしまった。「問題解決型」のプログラムとして「ワークショップ」が有効だろうと思う。まず、ドームづくりにチャレンジしてみる。解らないことがいろいろ出てくるはずだ。このことがまず大事ではないか。その疑問を自分で解決しようとあれこれ試したり調べてみること。
缶ビール片手にこんなこと書き出すんじゃなかったな、うまくまとまらない。「子ども達にはワークショップなどを通して、自ら体験し自ら考えて欲しい」特に小学校ではこのような活動が積極的に行なわれるように望む。ということで、先生たちには例えば総合学習の内容や方法などに今まで以上の創意工夫を求めたい。
学校の先生に希望することを勝ってに書いて今回は終わりにする。